HUG(避難所運営ゲーム)って知ってますか?
みなさんHUGって知ってますか?
私は息子が小学生のときに、PTAの研修で教わりました。
避難所をどうやって運営していくかを学ぶひとつのツールです。
そもそも、避難所運営って誰がするか知ってますか?
行政?町内会?
いえいえ、なんの役割もない普通の人たちがやります。
なんなら、先に避難所に着いた人がやっているかもしれません。
避難所運営ゲームでは、1テーブルに4〜5人が1チームとなり協力して考えていきます。
テーブルには避難所(例えば学校とか)の見取り図、付箋とペンが置いてあります。
条件が発表されます。
・備蓄食料なし
・発電機なし
・ポータブルトイレ4台
・スノーダンプ数台
・トイレは使用不可
・停電中
・断水中
自分が避難所に到着したところからスタートします。
講師からお題がでます。
まず本部をどこに置くか。仮設トイレはどこに置くか
本部を配置したら、次々と避難者が入ってきます。
「40代の夫婦」…メイン避難所の体育館へ
「小学生のこどもとお母さん」…体育館へ
だんだん難しくなります。
「赤ちゃんとご夫婦」…泣き声が気になる人もいるかもしれない。授乳のこともあるから2階の教室へ
途中からいろんな注文が入ります
「駐車場がいっぱいで入れないんだけど‼️」
…駐車場に人を配置
「雪が積もって車が入らない」
…雪かきボランティア探す
「ペットの犬と避難してきた人はどこへ?」
…ペットの場所を作る。でもペットアレルギーの人もいるから配置は慎重に。
「避難物資が届きました‼️どこへおきますか?」
…動けない人用に一階はとっておきたいから、2階に運ぼう
「熱がある老人が避難してきました‼️」
…ひとまず隔離
「お母さんとはぐれました」
…掲示板の設置
矢継ぎ早に避難者は来る、モノは届く、苦情はくる。
それに自分たちが対応しなくてはならない日が来るかもしれません。
3.11
もうこんな辛い日は来てほしくないけれど。
いつか来てしまったときに。
私たちができること、備える事、考えなくてはいけないこと、覚悟しておくこと。
私も、もう一度考えます。