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「好きな人からのフェードアウトって優しさなの?」

いらっしゃいませ。バーテンダーのtakumiです。

SNS(Twitter)やブログで主に恋愛について思ったことを発信させて頂いてます。

本日はコトバー・サウダーデの第132夜をお届けいたします(→この企画のコンセプトはコチラの記事にて)

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本日の質問はコチラとなります。

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既読無視からのフェードアウトってさほどめずらしいことではないですよね。

された方からしたらたまったものじゃないけれど、する方からすればてっとり早く縁を切れるので楽な方法でしょう。正直、僕もされたこともあればしたこともあります。


不誠実かどうか、という話をすれば不誠実ですよ。

もし相手のことを考えるのであれば、どんな形であれ挨拶もせずに音信不通になるのに不誠実でないことなんてありえないでしょう。

でも残酷な言い方をすれば、相手からすればあなたはその程度の存在だったということです。フェードアウトしたあとの相手の人生を考える余地すらお相手の方にはなかったのではないでしょうか?

僕が思うに人は結局そのとき付き合っている関係性の中でしか相手のことを思い遣ることはできません。人間関係の断捨離があるとしたら、捨てようと考えている関係性の人に必要以上に思い遣りを持たないのはある種の防衛本能だと思うんですね。

たしかに、はっきりと「君とはこの先に進めない」と伝えることであなたが傷ついてしまうことを避けたという見方もできなくはありません。でもそれも結局"優しさ"というものではないですよ。だって本当にあなたのことを考えるならはっきりと伝えた方が絶対にあと腐れもないしあなたがズルズル引きずることもないはずなんですから。

だからどんな意図があったにせよ、フェードアウトっていうのは相手を思い遣った結果ではなく自分が楽に次に進むための手段なんです。

人って生まれてきてから今までたくさんの人と関わっていますよね。その中のほとんどの人とは知らぬうちに関係性がなくなっていたりします。もちろんきちんとお別れの挨拶をすることもなく、です。

あなたにとってお相手の方は好きな人だった。特別な人だった。けれど相手にとってそうでなかったとしたら、フェードアウトという選択肢は不誠実かもしれないけれど至ってありふれたものでしかなかったのかもしれません。

優しさか不誠実かどうかを考えるのはやめましょう。その思考はあなたのこの先にはなにもプラスにならないものですから。

せめて、あなたにだけは誠実でいてくださる方を探していきたいですね。

それでは本日もご来店まことにありがとうございました。

またのお越しをお待ちしております。

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