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「自分の好きを押し付けるより相手の人柄を受け取るべき?」

いらっしゃいませ。バーテンダーのtakumiです。

SNS(Twitter)やブログで主に恋愛について思ったことを発信させて頂いてます。

本日はコトバー・サウダーデの第108夜をお届けいたします(→この企画のコンセプトはコチラの記事にて)

なお、質問・トークテーマはコチラから随時受けつけています。


いままで一日に2つの質問に答えることが多かったのですが、これからしばらくは質問を1つに絞らせてもらおうと思います。

やはりひとつひとつの質問にじっくりと向き合いたいので。

質問がすごく溜まってきたらまた2つお答えするようになるかもしれません。

ご理解頂けますと幸いです。


本日の質問はコチラ。

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お相手の方が質問者さんのことを好きである、想っているという前提であるならばある程度お相手の方の連絡頻度にあわせることも必要かと思います。

これ結構難しい問題ですよ。

たとえばお相手の方が「あなたのことを好きだけれど、ちゃんと思い遣れていない」という場合があります。

人は好き好きと心で思っていても「自分の都合を差し置いて相手のことを考えてあげられるか」というのは別の問題だったりするからです。

恋人や夫婦というのは思いやりが大切だと僕は思います。

そして思い遣るというのは気持ちはもちろんだけど、行動にも出さなくては相手に伝わりません。

連絡頻度の話をするならば、相手が週1の連絡が理想でこちらが毎日の連絡が理想だとします。

もしも相手がこちらのことを思いやろうという気持ちはあるのだけれど本当に時間がなくてどうしようもないというのなら週1の連絡で我慢するようこちらが譲歩するのも手です。

でも現実問題として1通の生存確認的な連絡すらも遅れないという状況はほぼないと思います(まぁ、たとえば芸術家とかで本当に1週間単位で集中力を途切れさせることのない人だったら話は違うかもしれません。相手を思い遣るというのは当然、そういう自分では理解できないけれど相手の内に確かに存在する感覚まで思いを馳せるということです)。

だからこの場合はもう少しくらい連絡を取って欲しい、かまってやれよっていうのが理想のところだと思います(あえて"かまってやる"という上からの表現を使いましたが)。

違う人間ですから連絡したい頻度や時間の使い方に差異があるのは当然です。

もしかしたら質問に挙げている別れたお相手はそれを理解したうえで質問者さんとは一緒に暮らすところまで想像できないと言ったのかもしれません。

"お互いに歩み寄る"といえば簡単ですが、現実問題として四六時中時間を共有したり想い合わなければならない夫婦の場合は恋人の時よりシビアに相手に合わせなければなりません。

「こまめにコミュニケーションをとりたい」あなたと「連絡は最低限でいい」お相手の方とではうまくいかないと考えたのかもしれませんね。

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「自分のすきを押し付けるより好かれた人の人柄を受け取るべきか?」という話ですが、これはそうとも言い切れません。

あなたが無理して我慢したところで、あなたの方に一方的に不満が溜まってしまうのであれば意味がないからです。

どらちかが我慢すればどちらかのフラストレーションがたまって関係が破綻する。だから歩み寄りや思い遣りが大切なんです。

でも歩み寄れる部分とそうでない部分っていうのが人にはあるので、中には「結婚は考えられない」という話になる人もいます。

理想を言えばお互いに気を遣い合える状態がいいのでしょうが、じっさいはそんなにうまく思い遣れる関係というのも珍しいものです。

僕もいろいろな人間関係を観察させて頂いてきましたが、大抵の場合はどちらかにしわ寄せがいっている。

でもしわ寄せがいっているように(僕からは)見えている方が(僕が見て)思うほどストレスに感じていなかったり、そのストレスを振り切ってしまうような魅力がお相手の方にあるからうまくいっていたりするのでしょう。

ですから質問者さんの場合もはじめから「相手に合わせよう」とか「相手の人柄を優先しよう」と考えるのではなく、その人がどれだけ自分の希望を譲るに値するかを見極めて自分の好きと相手の人柄のバランスを考えてみるといいんじゃないでしょうか?

とはいえ理想としては「この僕/私の理想に合わせなさいよ!」という強気なスタンスを見せつつ、相手のこともしっかりと思い遣って譲れるところは素直に譲れるような懐の深くて自分の芯もあるような人になれた方が素敵な関係を築ける可能性は高いかなと思いますけどね(その場合は相手にもある程度の人間性が求められるとは思いますが)。

参考になれば幸いです。

それでは本日もご来店まことにありがとうございました。

またのお越しをお待ちしております。

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