「恋愛なんて娯楽だと思えばいいよ」
いらっしゃいませ。バーテンダーのtakumiです。
SNS(Twitter)やブログで主に恋愛について思ったことを発信させて頂いてます。
本日はコトバー・サウダーデの第132夜をお届けいたします(→この企画のコンセプトはコチラの記事にて)
なお、質問・トークテーマはコチラから随時受けつけています。
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本日の質問はコチラとなります。
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恋愛経験がないことに対するコンプレックス、誰かから愛されたいという承認欲求、自己肯定感の欠如・・・こうしたお悩みには過去にも何度かお答えしてきました。
そのたびに僕が感じたのは「こういうネガティブな考え方ってよくない」という危機感を皆さん感じていらっしゃるということです。
では、このままじゃダメだってわかっているのにどうしてネガティブな思考をしてしまうのでしょう?
それは自分に自信がないからです。もっといえば成功体験がないということでしょう。
質問者さんでいえば恋愛経験がない、恋愛で成功したことがないという事実が自分自身に自信を持つことを拒絶しているのです。
この負のループから脱するには「そもそも恋愛することが、誰かから好きになってもらうことが本当に自分の存在を認めることに繋がるのか?」ということを考えてみるべきでしょう。
もし恋愛することで自己肯定感が高まるなら、恋愛経験のある人はみんな自己肯定感に満ち溢れていることになります。でも現実には恋愛経験が豊富な人でも自信が全くない人もいるし、恋愛経験がなくても自信に満ち溢れている人もいます。
それはそうです。だって恋愛は、たしかに形式上では誰かから好かれているから成立するものですが、じっさいは裏切ったり裏切られたりすることだってよくあるわけです。
長い間一緒にいたらいとも簡単に飽きられてしまうかもしれないし浮気されてしまうかもしれない。好きな気持ちはあるけど一緒にいはいられないという選択をする人だっているんです。
つまり恋愛はあなたのその孤独感や承認欲求を本当の意味で埋めてくれるものではありません。きっと今あなたが抱えている気持ちは恋愛をすることではなくなることはないと思うんです。
けれど実際に恋愛したこともないのに「恋愛では自分の孤独感や承認欲求を埋められない」と認めるのは難しいかもしれません。じっさいに、恋愛によって自分を認められるケースだってゼロではないので、こればかりはやってみないとわかりません。
あなたに大切なのはこれからも果敢に恋愛にチャレンジすること。それと同時に恋愛しない自分を精一杯楽しんで認めてあげられるような道筋も考えてあげることでしょう。
恋愛はあなたを変えてくれるかもしれないし変えてくれないかもしれない。そういう意味では絶対にするべきものでもないし、かといってしなくていいと言い切れるものでもないのです。
ようはどっちでもいいのです。あなたがこの先恋愛をしようがしまいが、あなたの魅力が変わることはないし、ましてや必要のない人間になるなんてことはありえません。
自分には何が足りないか。それを考え続けることは必要です。それは恋愛がうまくいかないからじゃなく、恋愛がうまくいっていようがいまいが、全ての人には常になにかが足りていないのです。そしてそれを克服するために辛いけれど思考して行動できる人は今よりももっともっと魅力的になっていくものなのです。
恋愛は娯楽です。娯楽は時してその人を成長させますが、それ自体はなくてはならないものでもありません。あなたに必要なのはそんな風に恋愛や恋人といったものをどこか崇拝する気持ちを変えることなのではないでしょうか?
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takumi