「倦怠期の乗り越え方」
いらっしゃいませ。バーテンダーのtakumiです。
SNS(Twitter)やブログで主に恋愛について思ったことを発信させて頂いてます。
本日はコトバー・サウダーデの第126夜をお届けいたします(→この企画のコンセプトはコチラの記事にて)
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本日の質問はコチラ。
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そもそも倦怠期ってなんなんでしょうね。
僕が思うに人って特定の事柄に対して同じテンション同じモチベーションで関わり続けるのってめちゃくちゃ難しいんですよ。
たとえば仕事。
僕はバーテンダーという仕事をしていて、この仕事がめちゃくちゃ好きです。
よく皆さん日曜日に「明日、仕事行くの嫌だなぁ」って心の底からおっしゃいますけど、僕は今まで一度もそう思ったことがありません。
それどころか連休とかになってしまうと1日目の半ばくらいで「早くカウンターに立ちたいなぁ」とか「休み明けはこんな接客してみよう」とか「こんなカクテル作ってみるか」とか考えています。
でも、それだけ好きな仕事をしていてもどこか冷めてしまう時期ってあるんです。
仕事自体が嫌なわけではないけど、なんとなくテンションMAXで情熱を傾けられない時期といいますか、僕的にはこれが俗にいう倦怠期みたいな感覚なんだろうなって思ってます。
で、僕はこういう仕事をしていて色々な職業の方に会うんですけど、たとえば芸術家の方とか研究関係の仕事をしている方とか、あとは飲食の同業者の方の中にもいるのですが、たまにまったくモチベーションが下がらない人っていうのもいます。
これはある種の才能で、同じ事柄に対してずっと同じ熱量で取り組み続けられる、ある種の狂気を感じる方です。僕は仕事がとても好きだけど、この凶器は持ち合わせていなくて、人並みに仕事に対してやる気の起きない瞬間もなくはないんだなって実感することも多いんです。
本題に入りましょう。
倦怠期からどうやって戻ってこれるのか、というお話ですが、たぶんそこに答えはありません。
しいていえば「何もしないこと」が長い目で見たらお2人の関係にとってプラスになると僕は思います。
そもそも、今お2人に起こっているその状態は「倦怠期」なのか?ということです。
さっきの仕事の話でも触れたように、僕が思う倦怠期というのはあくまでその事柄(今回で言うなら彼氏にとってのあなた)のことに心底関心があることは変わらないんです。
でも、人間ずっと同じモチベーションを維持できないから少し冷めた感じになるタイミングがある、ということ。
けれど世にいうカップルの倦怠期ってこのパターンもあれば、単純に一緒にいる中で関係性に慣れてしまったうえに飽きてしまって興味関心自体が薄れてしまっているパターンも含まれていると思うんです。
僕から言わせればコレは倦怠期ではありません。単に恋人に飽きてしまっているだけ。もっといえば飽きる可能性を秘めた関係性なんです。だから無理に頑張って興味を惹かせたとしても「じゃあその状態をずっと続けられるの?」っていう話になってくる。長い目で見たら今度はあなたの方がしんどくなってしまうかもしれませんよね。それに頑張ったあなたにすらまた飽きられる可能性があるわけです。
でも相手が自分に興味がある上で少し落ち着いているだけなのか、興味すら失いつつあるのかってなかなか断定できないものです。他人の気持ちはわかりませんから。
だから最善の方法って結局そのまま今まで通りに接する中で、相手の態度がどう変わるかを見るしかないと思うんですね。
もちろんいつもと違うデートをしてみたり、態度を取ってみたりとか、そういうのはアリだと思います。日常の中にいままでとギャップを作ってふたりの関係性に新鮮さを与えるくらいのことはプラスになるかもしれないし、倦怠期をうまく乗り切るのにプラスに働くこともあるでしょう。
そうやってある意味誤魔化して倦怠期を過ぎ去るのを待つっていうのはひとつの方法だと思います。
要は倦怠期っていうのは自然に過ぎ去ることはあっても乗り越えるようなものではないんじゃないかっていうのが僕の持論です。過ぎ去るのを待てなかったり、そもそも過ぎ去るどころか興味を完全に失われたらふたりの関係は破綻してしまうわけです。
お気持ちはとてもよくわかりますが、心配しても質問者さんの精神がすり減るだけだと思うので、ここはドンと「いつまで私を放っておくつもり?」くらいの感じで構えているのが一番なんじゃないでしょうか?そのうえで「私の方こそいつでもあなたを見限ってやるから」くらいの余裕をチラつかせてあげれば、案外危機感を察してすぐに戻ってくるかもしれませんよ。
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takumi