大阪プロレス再始動!プロレスBARカウント2.99との関係。そして、マスターが思うこと。

2021年10年。
とある発表が私の目に入りました。

「大阪プロレス、再始動!!!」

(*1)

2022年3月プレ旗揚げ、4月に旗揚げ3連戦が発表されました。

このnoteを見ている方や、プロレスBARカウント2.99のお客様には「大阪プロレス」がどういう団体だったのか知らない方も多いかと思います。そして、プロレスBARカウント2.99との関係も。

今回は、そのあたりのお話をさせていただこうと思います。

大阪プロレスとは...

1. 第1期(1999年〜→ 新世界時代:2001年〜2007年)
1999年に、みちのくプロレスを退団したスペル・デルフィン選手が設立した団体。大阪新世界には「フェスティバルゲート」という商業施設(ちなみに隣は「世界の大温泉スパワールド」)があり、その中に2001年「デルフィンアリーナ」を構え大会を開催。その当時、常設会場の設立は画期的なことでした。土足厳禁会場で靴をビニール袋に入れて地べたに座って観戦したことはマスターの記憶に残っております。

(新世界フェスティバルゲート。ジェットコースターがありました。*2)
(こちらがデルフィンアリーナ *3)


くいしんぼう仮面選手、えべっさん(のちの菊タロー)選手、タイガースマスク選手、ビリーケン・キッド選手など大阪にちなんだマスクマンが数々デビュー。ヒールには、現在はドラゴンゲートで活躍するGamma選手、ブラックバファロー選手、怪獣Zマンドラ(現マグニチュード岸和田)選手。デルフィン選手の弟キャラ、スペルデメキン(現HUB)選手やその当時の新人が現在プロレスリングノアのジュニアヘビー級で活躍している原田大輔選手、小峠篤司選手。そして、今回大阪プロレス再始動の立役者となったゼウス選手は2006年デビュー。レフェリーは現在DDTで裁いている松井幸則レフェリーをはじめ、テッド・タナベレフェリー、吉野恵悟レフェリーなど。と、皆さんも聞いたことのある選手の名前ばかりです。(名前をあげれなかった選手の皆様、申し訳ないです。)

関西では、読売テレビ「爆!RING」という番組も放送され、特に大阪ではプロレスファンだけではなく、一般の方々にも広く認知され人気を博していました。ビッグマッチは大阪府立体育会館第1競技場(現エディアンアリーナ第1)や大阪城ホールでの開催があったと記憶しています。

その当時の新日本プロレスのヒールユニットCTU(黒のライガー選手がいたユニット)もこのリングに上がったはず!

(爆!RINGの映像。懐かしいですね。)

2. 第2期(ミナミ時代:2007年〜2012年)
2007年、フェスティバルゲートの営業終了に伴い(のち、ドンキホーテとマルハンが入りました)、大阪道頓堀に常設会場を設立し移転。その当時の名前は「デルフィンアリーナ道頓堀」。その後、代表のスペル・デルフィン選手をはじめとした数選手の離脱(のち、沖縄プロレスを設立)があり、阪上雄司氏が新代表になる。2009年「大阪ミナミ ムーブ・オン アリーナ」に改称。この時代にデビューならびに名前を挙げた選手は、ボディガー選手、空牙選手、HAYATA選手、タダスケ選手、松山勘十郎選手、三原一晃選手など。

のち、阪上雄司氏は2013年大阪上本町に高級「生」食パン専門店「乃が美」を創業。その後の発展ぶりは、もはや説明不要である。
(こちらがムーブオンアリーナ。2階席はリングコーナーの真上から見れる斬新な形でした。 *4)


3. 第3期(梅田時代:2012年〜2014年)
「梅田ピカデミー(映画館)」閉館に伴う、商業施設化。大阪プロレスはミナミからキタへ。2012年「ナスキーホール・梅田」を設立し、移転。2013年に空牙選手をはじめとした数選手が離脱。離脱組が「ムーブ・オン アリーナ」を「道頓堀アリーナ」に改称し、「道頓堀プロレス」を旗揚げ。「梅田(キタ)」に会場を構える「大阪プロレス」と「道頓堀(ミナミ)」に会場を構える「道頓堀プロレス」に分裂する形となり、ファンをも二分する結果となりました。

「道頓堀アリーナ」は、2014年に閉鎖。のちに、クラブや民泊が入る。コロナ禍を経て、現在は会社が入っている。
(ナスキーホール梅田。映画館の跡地なので、片方向がひな壇になっているのが特徴。 *5)


4. 第4期 (2014年〜2021年)
大阪プロレスは全選手契約を解除し、常設会場も閉鎖。大阪プロレスはプロレス興行会社になりました。選手・スタッフはそれぞれの道へ。大阪に残り他団体に上がる選手、新たな戦いを求めて関東や地方に拠点を移した選手。大阪プロレスは、選手・スタッフが入れ替わりながらも2〜3ヶ月に1回、興行を継続していました。

この当時、いや今でも、お客様に「大阪プロレスって、もう潰れたの?」とよく聞かれることが多くありました。マスターとしても辛い思いをしました。もちろん、その当時の情報をお伝えし「まだ潰れていませんよ」と答えながらも、大阪のプロレス界の歴史(今まで書いてきたもの)を説明してまいりました。

5. 第5期(2021年10月〜)
ゼウス選手が阪上雄司氏から株式譲渡を受け、譲渡を受けて社長に就任し、2022年よりオーナー兼社長として団体を再興することを発表。

あの時の大阪プロレスで活躍した選手に、新しい選手を加え、大阪プロレスが再始動!2022年3月にプレ旗揚げ戦、ゴールデンウィークに旗揚げ3連戦を行います!!!

*内容、時系列など間違えていたらご指摘ください。あくまでマスターと一部のお客様の記憶のみで書いています。

プロレスBARカウント2.99は...

2010年11月に旗揚げしたプロレスBAR。

お店を開店するにあたり、私は大阪のプロレスは「ミナミ」のイメージがやっぱりあったので、「ミナミ」の居抜き物件を探しました。

場所の希望は「プロレス会場の近くにある」こと。

なので、最初は「大阪府立体育会館(現エディオンアリーナ大阪)」の付近から探しはじめました。やはり<プロレス観戦後のお客様に来ていただけるお店でありたい>という思いからです。

ただ、良い物件が見つからず、少しずつ北方面を探していくことになりました。座裏(歌舞伎座の裏)、裏なんば(NGKの裏側)など。「できるだけエディオンアリーナに近いところ」を不動産屋にオーダーを出していました。

なかなか良いお店に巡り会えないまま2ヶ月が経過した時「千日前なんですが、良い物件がありますけど...」と紹介を受けました。その当時の私は、千日前の土地勘が鈍くなっていて。「とりあえず見てみよう」だったのです。でも、物件を見に行った時に、びっくりしました。なぜなら、目の前に「大阪ミナミ ムーブ・オン アリーナ」があったのですから。もちろん、物件の条件(広さなど)が一致したこともありましたが、何より「プロレス会場の近くであること」の条件を満たしていました。ですので、この場所に「プロレスBARカウント2.99」を旗揚げをした理由は「目の前に大阪プロレスがあったから」なのです。

(当店の目の前にプロレス会場があります!ありました!あったんです!! *6)

なので、プロレスBARカウント2.99躍進の一因は「大阪プロレス」「ムーブ・オン アリーナ」のおかげなのです。ある意味、勝手に目の前にプロレスBARを作り、勝手に大阪プロレスの人気に便乗させていただいたわけですから。「ムーブ・オン アリーナ」に来たお客様がたまたま当店の看板を見た人は少なからずいたはずですから。

大阪プロレスとプロレスBARカウント2.99の交流

私はその当時、大阪プロレスを雑誌レベルでしか追いかけきれていませんでした。だから「ムーブ・オン アリーナ」には行ったことがありませんでした(だから場所も何となくしかわかっていなかった)。

プロレスBARカウント2.99の旗揚げが決まってから、「ムーブ・オン アリーナ」へ挨拶を兼ねて観戦に行かせていただいたり、今まで以上に情報をチェックしていました。

その中で、縁ができたのは「タイガースマスク選手」。私と生まれ年も同じなこともあり、昔から気になっていた選手でした。

(タイガースマスク選手)


その当時、平日プロレスを卒業した「タイガースマスク選手」。その翌週から突如として現れたベテランレスラー「平日マスク選手」。私は、平日マスク選手に何かを感じ、気づいたらスポンサーに名乗りを上げていたこともありました(平日マスク選手いわく、初代スポンサーらしいです)。

(平日マスク選手。何代目かはわかりません。)

のち、「タイガースマスク選手」とは、毎月「虎の檻」という名前のトークイベントを開催させていただきました。

旗揚げしたばかりで、まだイベントの形も定まっていない当店にとって、MC力がつたない私にとって、「虎の檻」イベントは、カウント2.99イベントの礎であり、私のイベントMC力を格段に上げていただいたイベントでした。ですので、タイガースマスク選手は、プロレスBARカウント2.99の、私の恩人なのです。

(当店に今でも飾られているマスクとリストバンド)

その後もスポンサーをさせていただいたり、大阪プロレスのほとんどの選手が当店のイベントに出演していただいたり、当店の発展には欠かせない団体でありました。

(ビッグガンズ!(ゼウス選手(右),ザ・ボディガー選手(左)))
(くいしんぼう仮面選手)
(えべっさん選手)
(ブラックバファロー選手)
(ビリーケン・キッド選手)
(タコヤキーダー選手(左),ツバサ選手(真ん中),アルティメット・スパイダーJr選手(右)



その為、大阪プロレスが「ミナミ」を撤退すると発表した時、当店も移転を考えました。お客様にも聞かれましたし、正直悩みました。結果、動かなかったわけですが…

プロレスBARカウント2.99マスター(私)が今思うこと

率直に嬉しい。
すごく嬉しい。
応援したい。
難しいかと思いますが、願わくはミナミに帰ってきてほしい。

もちろん、大阪にもたくさんの団体がありますし、どの団体も頑張ってほしい。どの団体も応援もしています。

でも、日本のプロレス界、日本一の新日本プロレスが業界を引っ張ってほしいと思うのと同時に、大阪プロレスは大阪のプロレス界を引っ張ってほしい。「大阪」を名乗る限りは大阪一であってほしい。一プロレスファンとしての願いでありました。

今回の再始動の発表をものすごく嬉しい話でありましたし、再始動の思いをずっと持ち、それを行動に移したゼウス新社長には感謝しかありません。

プロレスBARカウント2.99として、現在の経営状況でできることは限られますが、スポンサーであったり、当店でのトークイベントであったり、大阪プロレスが再び盛り上がれるようにご協力させていただきたいと考えております。

最後に

そして、ここまで読んでいただいた皆様に伝えたいこと。

「大阪プロレス」再始動します!!!

そして、皆様にお願いしたいこと。
①「大阪プロレス」YouTubeチャンネルを見ましょう!登録しましょう!

②「大阪プロレス」を観に行きましょう!

(すでに完売が続出!期待の高さがうかがえます *1)

2022年より、大阪プロレスオフィシャルでガンガン告知が始まっており、パーティーやプレ旗揚げ戦のチケットは完売!旗揚げ3連戦のチケットもかなり売れているみたいです。是非よろしくお願いいたします!以降も定期的に大会開催予定のようです!私も観戦予定です!2.99でも予約承ります(→選手に繋ぎます)。

そして遅くなりましたが…
「プロレスBARカウント2.99」は、「大阪プロレス」を全力で応援させていただきます!!!

プロレスBARカウント2.99
マスターコウジ

*記事の紹介の中で、Webより写真を引用させていただきました。

<引用元>
(*1) https://twitter.com/osakapro?s=21
(*2) https://ja.m.wikipedia.org/wiki/フェスティバルゲート
(*3) http://blog.livedoor.jp/yukiwaka715/archives/50711363.html
(*4) https://30min.jp/place/2248865
(*5) https://search.yahoo.co.jp/image/search?ei=UTF-8&p=ナスキーホール梅田&fr=applep2&aq=-1&oq=&aa=0&iau=0#e8f941ae3929e872c7474fb23334a947
(*6) https://ja.m.wikipedia.org/wiki/道頓堀アリーナ

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