キャリアコンサルタント養成講習:専門実践教育訓練給付
キャリアコンサルタント養成講習の実施機関を決めた後、当該機関の養成講習が厚生労働大臣が指定する教育訓練講座の場合は所謂教育訓練給付の支給を受けることが可能な場合があります。キャリアコンサルタント養成講習の場合、専門実践教育訓練給付の指定講座となっているのが一般的です。
支給を受けるためには支給要件等を満たし、必要な手続きを行う必要がありますので、居住地の管轄のハローワークに相談に行くことが良いと思います。私自身は事前に居住地の管轄のハローワークに電話で問い合わせ、相談をしました。思い立ってハローワークに直接赴くよりも、事前に電話相談をしておくと、窓口の場所や担当の方を教えて頂けるのでその後の手続きが円滑になる、というのが私の実体験です。以下、私の実体験を基に記載します。一部日程感を記載していますが、支給を確定するまで意外と時間がかかるという印象でしたので、受講を考えている養成講習の開始時期にある程度余裕をもって手続きをされることを推奨します。
さて、ハローワークでは、まず自身が支給要件を満たしているかを確認します。このため、教育訓練給付金支給要件照会票を記入しハローワークの担当の方に確認をお願いします。この照会票には自身の被保険者番号等の個人情報のほかに教育訓練施設の名称や講座名も記入するため、このタイミングで受講する講座の実施機関を決めていることが望ましいです。
上記照会した後、教育訓練給付金支給要件回答書を受け取ります。ここで支給要件を確認出来た場合、ハローワークの方から今後の手続きの流れの案内や関連書類を頂くことになると思います。まず、訓練対応キャリアコンサルタントによる訓練前キャリアコンサルティングを受けることになります。私の場合、このキャリアコンサルティングは予約制となっていて、予約申し込みの1週間以後の日程を調整することになりました。このキャリアコンサルティングを受けるまでにジョブ・カードの記入が必要になります(この後、受給資格申請をする際に必要になる)。私自身はこれまで定期的に履歴書の更新やキャリア・知見の棚卸をしていましたが、この記入に1時間半ほどかかりました。実際のキャリアコンサルティングではキャリアコンサルタントの方にこれまでのキャリアを説明し、またこれからのキャリアの中で、今回受講する講座での学びをどのように生かしていくかを説明することになります。
このキャリアコンサルティング後にキャリアコンサルタントの方からの評価を頂き、当該書類を含めてハローワークに提出し受給資格申請を行います。私はキャリアコンサルタントの方からの評価を後で振り返りたいと考え、ハローワークの方に評価の写しを頂きました。
ハローワークでの手続きはここまでで、その後、登録した住所宛に受給資格者証が郵送されてきます。また、ハローワークでは資格者のしおりを頂けるはずです。こちらを参照して、それ以降、実際の受給手続きを進めることになります。
受給資格者証を受領した後、養成講習の実施機関の申し込み手続きを進めて行くことになります。基本的にはこの流れになりますが、実際には逆転していても許容されうるようなので、御自身が受講される機関の事務の方とも相談しながら対応されることが良いと思います。