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ひとつの区切りは、また新たな始まり。

こんばんは。今日は天赦日・一粒万倍日・寅の日が重なる最強開運日だそうですね。それを知ってか、昼間の空のエネルギーがとっても心地良く、ふとある想いが出てきました。

今日で今年度は終了し、明日からは新年度が始まります。私の会社はあまりコロナ禍の影響は受けていないのですが、会社の方針で従業員の数を減らす方向でこの3月に早期退職の募集がかかりました。私は引き続き今の会社で働いていきますが、今の会社に入って12年経ち、その間にお世話になったおじさまたちやお姉さまたち、仲良くしてもらった自分と年齢が近い同僚の人たちがこれをきっかけに退職され、この1ヶ月間はなんとも複雑な気持ちで過ごしておりました。

自分は見送る立場なので、それは寂しいという気持ちが大きいです。とはいえ、これはご本人の問題だし、ご本人がそう決めたならその意志を尊重してあげたいですし。数年後か久しぶりにその方たちと会ったときに、『そういうこともあったよねぇ。』と笑って話せたらいいなぁと思います。

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自分はというと、この4月からも同じ部署で働きますが、上司が変わってしまいます。ちょうど1年前に他の部署から異動されて、来年度もお世話になるかと思いきや他の部署に異動されることになりました。

1年前の私は、この方が自分の部署に来られると人事異動の通知を見て、「怖れ」を勝手にめちゃくちゃ感じていました。というのも、この方のことを「仕事にとても厳しい」とか「毎日、説教部屋に呼ばれて何時間も説教を聞かされた」という話を複数の人から聞いていたので、私の心のなかでは『やっていけるだろうか、大丈夫だろうか…?』と怖くて仕方がなかったのです。

ただ、その頃の私はというと根本先生のお弟子さん制度が本格的に始まる前で、先生の心理カウンセリング講座のDVDを見ていたり、ブログを読んでいたので、ある想いも思うようになりました。

『仕事に厳しい人かもしれないけれど、この人にもどこか良いところはあるはずだから、そっちに目を向けよう。』『それにまだ実際に言われてもないし…。』

4月になり、この方が私の上司となり、最初の頃はお互いが「どんな人やろ?」と様子を伺ってやりとりしてたと思います。という矢先に緊急事態宣言があり、5月末まで自宅待機になり、6月以降は週の2、3日出社し、残りの日は在宅というスタイルになりました。

このようなワークスタイルになり、会社の規程で週に一度は上司に1週間の業務内容について報告することが義務付けされました。実はこれがこのやりとりをするなかで、私には上司の人となりや個性を知ることができ、また上司も私が好きなもの、興味があることなどを知るきっかけができてお互いにとって良いコミュニケーションができたのでした。

学者肌で仕事には鋭い指摘をされる「ロックマン」的な要素が強い上司ですが、私の仕事のやり方や考え方を尊重してくれたり、趣味や興味のある話を沢山してくれて、結局この1年、嫌な思いもすることなく、むしろ楽しく仕事をさせてもらった思いしかないのです。ありがたいことに。

あんなに周りの人たちの評判を聞いて最初は怖れを抱いてたけれど、一旦立ち止まって、思い込みやジャッジでその人を決めつけず、結局は「自分が相手をどう見るか?」、自分の捉え方次第なんですよね。

1年前の私をふと思い出した、そんな日でありました。

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