チーム主体のCoumの採用プロセスとは?オファーレターはラブレター!?
Coumでは、チーム経営型の組織スタイルに即した、独自の採用プロセスを実施しています。今回は、Coum初の採用専任担当として入社した副島が、Coumの採用プロセスや評価基準、入社後の定着施策などを紹介します。
―Coumの採用プロセスについて教えてください。
Coumでは、人事による1次面接、チームのリーダークラスによる2次面接、そして代表・廣瀬による3次面接を実施しており、それぞれ重視する指標は異なります。すべての面接プロセスで、応募者の方々のマインドセット、スキル、そしてCoumのミッションへの共感や価値観(Coum Way)とのフィット感を見ています。
1次面接は、Coumのミッション、コアバリュー(プロフェッショナリズム、チームワーク、フューチャリスティック)とフィットする人柄やマインドセットを確認する場としています。
応募者の中には、自己PRが苦手な方もいらっしゃいますが、私はできる限りその方の良いところを探すようにし、質問をしながら、その方のマインドセットや考え方を理解するように努めています。また、転職動機やキャリアビジョンなどもお伺いし、その方のキャリアとCoumで提供できるものが合致するかも判断しています。
2次面接では、受け入れチームのリーダー層が面接を担当し、応募者の経験則やスキルを評価するとともに、チームとの親和性を判断します。そして最終面接では、代表・廣瀬が、Coumのミッション・バリューへの共感度合いや、カルチャーへのフィット感を軸としながら、応募者を総合的に判断しています。
―副島さんは、前職でも採用を担当されていたようですが、前職と比較して、Coumの採用活動に特徴はありますか?
チーム経営型組織なので人事権限がチームに委譲されているところが特徴です。Coumでは、チーム単位で何人採用するのか、どんな人材が必要なのか、そしてどのような人と働きたいのかを話し合い、採用活動を人事とともに行います。
チームに権限委譲されている分、チーム全体が、採用の判断において責任感と主体性をもって関わっています。組織づくりも社員のミッションの一部としてとらえ、一人一人が「自分ごと」として取り組もうという姿勢があるように思います。
また、応募者だけでなく受け入れ側のチームに対する配慮があるのもCoumらしい特徴です。例えば、内定が決まったら、入社する前に、オンラインなどでチームメンバーと内定者が顔合わせをする時間を設定しています。
人事が一方的にチームに新入社員を送り込むのではなく、チームメンバーが内定者について理解する時間を設け、入社後のスムーズな受け入れにつなげています。
―副島さんも、中途で入社されていますが、Coumの選考プロセスで印象に残ったエピソードなどありますか?
オファー面談で、代表の廣瀬から「オファーレター」をいただいたことです。内定承諾書とは別に、廣瀬が内定者一人ひとりのために毎回作成しているものです。一緒に働きたいと思った理由や、期待役割、Coumの経営課題など廣瀬の想いがぎっしり詰まったワード2ページくらいのレターです。オファー面談の際に、このレターを廣瀬が読みながら、双方の意思を確認していきました。
私は内定から入社までの間に、このレターを何度となく読み返し、入社後にどんなことをやっていきたいか考えていました。ベンチャー企業なので、業務内容は刻々と変化します。しかし、このレターは、私がCoumで働く上で、立ち返ることのできる原点になっているような気がします。
―まるで代表からのラブレターですね!?入社後、Coumでは新入社員に対してどのような研修や定着にむけた施策をしているのですか?
コンサル未経験者の場合は、約1か月の研修期間を設けています。会社・事業説明、事例紹介、ロジカルシンキングやリサーチスキル研修、プレゼン研修など、様々な研修を、廣瀬や社員が担当します。研修中は、先輩社員がTA(ティーチングアシスタント)として、日報をチェックしたり、スキル育成のフォローアップを行います。
また、入社時にはウェルカムランチに行ったり、社内の月1回の懇親会(KANPAI)でささやかな歓迎会を行っています。最近では「バディ制度」というものを設け、年の近い社員が、身近な相談者(バディ)として、ランチしたり、相談を聞いたり、定期的なコミュニケーションをとって、新入社員のサポートをしています。
―ほかに、Coumの採用施策としてどのようなことを行っていますか?また、今後どのようなことをやっていきたいですか?
現在、Coumでは、ほぼ毎月オンライン説明会を実施しています。
これまで、20代後半~30代の方々を中心に100名以上の方にお申込みいただきました。廣瀬が司会進行をし、カジュアルな雰囲気の中で、双方向のコミュニケーションをとりながら、Coumのミッションや魅力だけでなく、組織の課題や弱みも正直にお話しています。
代表が自分の言葉で飾らずに話す姿に、「コンサルはクールなイメージだったけど、説明会は暖かな社風を感じた」というコメントを参加者の方々から頂いています。
まだ構想段階ですが、今後は、コンサル経験者のミッドキャリア層向けセミナーや、同業・同職種の交流会のようなものもやっていきたいです。また、1Dayイベントのような形で、Coumの提案書づくりを体験できるワークショップのようなものもできればと思っています。
―最後に、応募者の方々に一言お願いします!
Coumはまだ規模も小さく、知名度も低いベンチャー企業です。しかし、クライアント企業の新規事業立案から、事業、組織の改革に本質的に関われる面白さや、チーム経営型組織で自社の経営に携わることができる面白さがあります。
Coumに少しでも興味を持っていただけたなら、今回ご紹介した採用プロセスを一つの参考情報として活用いただけたら嬉しいです!
▶Coumに関する詳細は、採用サイトをご覧ください
※本記事は、Forbes CAREERに掲載されたコンテンツの転載記事です。