フィリピン・カオハガン島
今回のゲストはフィリピンのカオハガン島に住む 杉浦 佑子 さんと Yoshie Radhika さんです。
【カオハガン島】
・セブ島から船で30分~1時間(波次第)
・東京ドーム1個分くらい
・700人 150世帯が住む
・1987年に日本人の崎山克彦さんが購入
・宿泊施設「カオハガン・ハウス」を始める
・ただの宿泊施設ではなく、教育や医療に貢献している
・著書「何もなくて豊かな島」が20万部のベストセラーとなる
【ゆうこさんとカオハガン島】
・叔父と叔母がカオハガン島のボランティアをされていて聞かされていた
・大学のとき、一度ホームステイを体験
・あまりに心地が良かった
・人と自然の調和が魅力
・日本には戻れないと思う
・その後も何度か訪れ、島の生活をしたくなった
・日々、学ぶことがある
【島民】
・夫婦仲が悪くなると、家族でもない他人が間に入ってくれる
・他人のことも自分ごととして捉えている
・お互いの幸せを願っておせっかいをしている
【お二人について】
・ゆうこさんは6歳と1歳の子ども、よしえさんは5歳、2歳、0歳の子供を持っている
・日中は家族が子供をみてくれるので、煩わされることはない
・家族以外もみんなで面倒をみるので、子供の泣き声がしない
【島の暮らし】
・3~4歳児にはDayCareという施設がある
・小学校(1~6年生向け)がある
・中学校からは隣の島へ4年間行く
・高校は2年間
・昔は奨学金を出してもらっていたが、今は自力で行くようになった
・留年はある。その子にあったペースで学ぶようにしている
・ほとんどの買い物は島ではできないので本島(セブ島)に行く
・市場で買って来たものを島のコンビニ(駄菓子屋さんみたい)で売っている
・ガソリンが高い
・セブ島より水は2倍する
・井戸がないので、雨水を溜めて使っている
・乾季が3ヶ月続くと他の島から運んでいる
【島の暮らし2】
・みんなでシェアする習慣があるので、たまに子供の服や家の皿がなくなる
・ご飯をシェアする習慣があるので、ちょっと多めに料理を作っている
・お皿に入れてシェアすると、お皿が返ってこない
・日本からものを送る場合は、セブにオフィスがあるのでそこへ送ってもらう
・そもそも30年前にはお金を使用してなかった
・山の民と交換していた
・村には自治があって村長がいる
・村長とオーナーである崎山克彦さんがすすめている
・30年前は330人程度が住んでいた
・外からは移住できない
・外の人が住むには結婚のみOK
・発電機が一台あるが、壊れると不思議なことに子供が増える
・助産師は常駐している
・子供の死亡率は昔は高かったが、今は低い
・緊急時は島民にお金を貸す制度がある
・数年で一人くらい水の事故で亡くなる
・多くの若者が島を出ても帰ってくる
・都会の生活が合わず疲れる
・海の恵みがあるので収入がなくても気楽に暮らせる
【島の仕事】
・昔は漁業がメインだったが、今は観光業がメイン
・宿泊施設のスタッフ
・ビーチへ日帰りで来る観光客もいる
・お土産を売っている
・シーフードを提供
・キルトを作ってもらって買い取っている
・コロナで観光業がストップ
・10~20代で観光業をしている若者は漁業をしたことなく魚が捕れない
・コロナによって魚を捕るようになった
【宿泊施設・カオハガン・ハウス】
・全個室
・30人位泊まれる
・1泊約5,000円(食事付き)
・リピーターが多い
・自分の世界を持ったお客様が多い
・20~30代の女性客も多い
・ゲストには自分のリズムで暮らすことをしてもらう
・島の暮らしの体験もできる
・ずっと寝ているゲストもいる
・ゲストで来たある経営者は、「ここが最先端、これからの世界の向かっていく方向」と言った
・ゲストの9割は日本人、1割は台湾人
【島の購入】
・外国人がフィリピンの島を購入するには、フィリピン人と会社を作る必要がある
・株式の保有数の6割以上をフィリピン人が保有
・昔は1000万円で島が購入出来たが、最近は難しい傾向
【キルト】
・昔は女性が暇つぶしに麻雀をしていた
・キルトをしてもらうことした
・島の自然をアップリケ刺繍に
・鮮やかな色合いで工夫して作った
・日本のキルトはちょっとでもずれないように正確にする傾向があるが、カオハガンキルトはフリーハンド
・海外でも展示会をしていて、愛があふれるキルトと評判
https://caohagan.thebase.in/categories/2299414
【台風】
・2021年12月、台風22号がフィリピンに上陸
・最大瞬間風速75m
・頑丈な建物に逃げた
・150軒のうち26軒が全壊、7軒の家が海に流され、9割以上の家と船が大きな被害を受けた
・流されてきた木を使って家を建てた
・屋根はトタンを使用
・他の島は瓦礫の処分などがなかなか進まないが、カオハガン島はみんなで協力するので速かった
【いろいろ】
・島は家賃がない
・カトリック信者
・結婚するまでのプロセスが長い。書類もたくさん。
・役所で結婚セミナーを受ける。税金や避妊について学ぶ。
・あまりにプロセスが長いので、再婚は面倒だと思う
・そもそもカトリックは離婚が出来ない
・ゆうこさんは、「世界がよくなるにはどうすればいいのか」と思って京都大学に入った
・島へ移住したことに周りからは「偏差値の無駄遣い」を言われるが、自分の中では同じことをしている。
・島民は自分の食べるものがなくても人にあげている
・「助けを必要としている人には助けなくてはならない」と考えている
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お二人の体の中から幸せが次から次へと溢れ出ているように見えました。ここ数年でこれほどの幸せそうな笑顔を見たことないです。口ではどうとでも言えますが、表情は嘘はつけないし、すべてを語っているんだと再認識しました。
正直、京都大学を出られた方が、南の小さな島での生活は退屈なんじゃないかと思っていましたが、毎日発見や学びがあるんですねぇ。。。面白いなぁ。。。
いつかカオハガン島に行って、何もせずに島の暮らしに身を預けてみたいなぁ。。。 そうすれば表情も柔和になりそう(^_-) そして、幸せについて学びたいです!!
You Tube:https://www.youtube.com/c/Caohaganhouse/videos
ゆうこさん
https://www.instagram.com/yuko_caohagan
Yoshieさん:
https://www.youtube.com/c/HITOSAJI
https://twitter.com/YoshieRadhika