世の中、無駄なことなんてない。(PTA編)
PTAの役員をやることが多い。
回数で言えば、5回は超えていると思う。
息子は二人しかいないことを考えると、まあまあ多いだろう。
普通の役員さんだけでなく、本部の会長や委員長なども経験している。
「すごいね!」「いろんな役員やってるんだね!」と言われる。
「楽しいよ〜!! やってみたら?」というのだけれど、そう返すと途端に相手は身を引く仕草を見せる。
「仕事が忙しいから難しいんだよねぇ……」
もったいない限りである。
PTA活動って、基本的に「無駄」だと思われている気がします。
でも、本当に無駄なのでしょうか。
例えば、何か企画をしたとき。
役員をやっていると「ああ! あの〇〇さんね!!」と思ってもらえます。「知ってる人がやっている」というだけで、信頼度爆上がり。
PTAで下手な仕事さえしなければ、認知度はいい意味で高くなります。
(ここ大事)
いい仕事っぷりを発揮すれば、何かを始める際に声をかけやすい。
120%賛同は難しくても、協力してもらえる可能性はかなり上がります。
例えば。
私が住んでいる地域は、中学校の制服を買う時期になるとグループを作って採寸を行います。
このグループはママたちの中から作って運営するもの。
もちろん、個人でも採寸は受けられますが、グループで採寸すると特別なサービスが受けられるんです。
グループを作るには、誰かがリーダーをしなくてはなりません。
よく役員をやっている私は、夏休み前から数人のママ友に「リーダーやってくれない?」と声をかけてもらっていました。
夏休み直前にグループを作成したところ、2学期スタートの頃には80名を超える参加者が集まっていました。(驚)
このグループ、私自身は息子の友人のママ5人に「よかったら一緒に採寸やりましょ〜」と声をかけただけなんです。
あとは、口コミだけ。
まさか1ヶ月でこんなに集まるとは……。
他校も混ざっていますが、我が子の学年の半数近くが集結。
制服を採寸してくれるお店の人からも「前代未聞です……」と言われる事態に。
もちろん、メリットがあるから集まっているんですけれど。
「メリットがある」ことが明確だと、ここまで人は集まってくれるものなのだとびっくりした出来事でした。
学校のPTA活動まで余力を傾けるのはなかなか難しいかもしれないけれど、こうして何かできることや得意なことで貢献すると、人の輪がどんどん広がると実感しています。
この輪が、いい方向に広がることで地域も住みやすくなるのではないかな。
そう思うんです。
大事なのは、ほんのちょっとでいいから歩み寄る。
できる範囲でいいので(もちろん無理はダメ)、PTA活動をのぞいてみる。
それが、自分も周りもハッピーになる方法なのかもしれないと、ワクワクしています。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
【 自己紹介 】
好奇心で「できない」の壁を突破する雑食系ライター。
本ライティング&SNS代行、HP作成など。
さいたま市の魅力発信情報誌saiのライターも勤めさせていただいています。
放課後ライティング倶楽部所属
シャンプーハットてつじさんの著書『プロセスマニア』をきっかけに本ライターの道へ進みました。
前職は小学校の先生。
埼玉に『プロセスマニア』のサードプレイスと「女性が輝く出版社and書店」を作るため活動中です!
プライベートは小6と小2の男子2人・旦那さんとの4人暮らし。
よろしくお願いします(*^^*)