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その電話は、1月にかかってきた。

1月25日。家でパソコン仕事をしていたときに、その電話はかかってきた。表示された名前は「つとむさん」。


前回、アイラッシュの本のライティングをご依頼いただいて以降だったので、ちょっと嬉しい気持ちで電話に出た。

つとむさん、お元気そうでよかった。


ひとしきり近況を話したのち、つとむさんは切り出した。


「実は、本の依頼をしたいんですよ。」


本の依頼‼️
予想してなかった‼︎

こんなに嬉しい言葉はない。
だって本を書くことに携わりたかったのだから。

「いいんですか私で!すごく嬉しいです!」

「あーありがとうございます!」
つとむさんは、ちょっとホッとしたような顔で言う。

…ん?なんか心配??

私の不審な様子を察したのか、つとむさんが切り出す。
「あの…実は、ちょっと普通の本の依頼とは違っていまして…」

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