元小学校教師が我が子の勉強に伴走してみた。【vol.0】
大学を卒業してすぐ、東京都の教員になりました。
先生の業界に「新人を見る余裕」なんてものはどこにもなくて。
配属された小学校では都の研究会に行く先生につくことになりました。
研究会に所属する先生は、出張が多いものです。
週1で出かける先生につくため、相談できる時間はほとんどありません。
限られた時間で一人前の教員にするために、先生はものすごく頑張ってくださいました。
1年目で何もわかっていない私に任せるところは任せ、失敗した部分に関してはまず「どう思った?」と考えを聞く。
考えを聞き取り間違ったところは正しながらも、否定せず受け入れる姿勢でいてくださったことが「自分で考えて行動する」という私の今の姿勢を作ったと思います。
当時指導してくださった先生に、心から感謝しています。
一年で「自分の仕事は自分で見つけやり切る」を徹底的に叩き込まれた私は、2年目・3年目と学年主任になりました。
異動したのちは、図書主任や特別活動主任などを兼任しました。
人が足りないので「今年も学年主任も」と決まったある春の日。
長男を妊娠したことを知ったのでした。
半年間での産休・育休。
初めてのことばかりで大変だったけれど、自分なりに全力を尽くして引き継ぎをし、お休みをいただきました。
12月。
いろいろあったけど、なんとか無事に長男を出産。
この頃までは、7年ほどやってきた教員としての経験と自負が自分を支えていました。
「40人の子どもたちをずっと見てきたんだもの。子育てだって、やればできる!」と。
その自信が、子どもが大きくなるにつれてどんどん萎んでいくとも知らずに。
こちらは、週に一回火曜日に更新いたします。
6〜7回で完結する予定ですが、子どもの様子で延長するかもしれません。
気長に見守っていただけたら幸いです。
このお話のきっかけはこちら。
自己紹介はこちら。
放課後ライティング倶楽部(AWC)に所属しています。
詳しくはこちらをご覧くださいね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?