開成中学校に合格したあなたへ
入学してから、こんなこと知らなかった....ということにならないように。
合格はしたけど、いざ入学となるとビビってしまっている子たちに。
1.本当にすごい奴らがいる。しかし、全員ではない。
当然全員が開成に合格したので、基礎的な力がどの教科でもあり、応用力もある程度はある。しかし、正答率が3%とかの問題を全員解けるか、といえば、そういうわけでもない。まずは、入学後最初のテストまでは全力でがんばって欲しい、そうすれば思っているよりも良い順位が出るはずだ。確かに、勉強も対してせずに、遊んでいて....でもなんでもできるというスーパーマンはいる。だけど、大抵の開成生はちゃんと努力”も”している。
2.途中でやめちゃう子もいる。でも、それは開成のせいなのか?
入学した時の人数と、卒業する時の人数は同じではない。開成に入学したことがマイナスになる人が結果として生まれるのは確かだ。しかし、逆に考えると、そういう場合って、開成に入らなくても、そうなってたんじゃないか?というケースが多いように感じる。
3.運動会が心配なら...休めばいい
開成=運動会 とさえ思って入学してくる人も1人か2人はいるかもしれない。自分は運動が苦手で、運動会とか先輩との付き合いとか....が心配で、今どうしようかな...と思っている小学校6年生が見ているかもしれない。でも、大丈夫だ。開成生の中には運動会バカが確かにいるけど、そいつらだってただのバカじゃない。ちゃんと筋を通せば同級生だって、先生だって理解してくれる。
4.塾に行かなくたってOK。塾に行ったって、OK。
どのクラスにも、それぞれの教科で上に突き抜けている(超天才級)がいるため、どの科目のどの授業もレベル感が難しい。大人になって、冷静になれば理解できることだがそりゃそうだよね、ということだ。それぞれの塾で上位クラスに在籍していた子が殆どだと思うが、その中でも開成に受かるレベルの子しかいないわけだからね。子どもたちはそれぞれ得意、不得意があるだろう。しかし、授業をする側に立って考えてみれば、集団授業をする場合、ある程度難しくないと、”上の方の奴らが退屈になり崩壊が始まる”わけだ。授業がわからない場合、友達に聞いてなんとか合格点を取れるように頑張るもよし、諦めるのもよし、塾にいくのもよし.....まぁ君たちは賢いので、慌てて塾にいく必要はないと思う。必要だと感じれば、行けばいいんだから。この時代、特定の塾に入っていないと得られない知識や技術なんてほぼないと思う。
5.友達は、多分できる
今友達がたくさんいる人は、開成に入っても友達はできると思う。今、気の合う友達がいない場合も、開成に入ったら友達ができるかもしれない。でも、友達が学校でできなくたって、それは問題にならないと思う。1人ひとりの個性を尊重はしてくれると思う。
6.開成卒の先生もいる
たくさんいるわけでないが、開成を卒業した先生も在籍している。気になったら直接本人に聞けば教えてくれると思う。開成を卒業していない先生もたくさんいるが、リスペクトはした方がいいと思う。開成で教員を続けることがどれだけ大変かは、大人になってからわかると思う。
7.校歌は三拍子
とーきわーの みーどーり いーろーは ゆーるー....で始まります。4月に入ったら覚えることになると思うので、歌えるようになっておいて損はないと思います。
8.要するに...心配しないで平気!
色々考えてしまうこともあるかもしれませんが、せっかく勝ち取った権利なので、まずは使ってみて欲しいと思います。男子校なので女子はいないし、手取り足取り優しく教えてくれないし、グラウンドは狭いし....色々あるかもしれませんが、まずは開成で中学校生活を初めて欲しいと思います!
※私も卒業生の一人ですが、間違いがあれば教えてください。