麻雀最難関の壁 点数計算を知る その2
まずは何事も復習から。翻計算覚えてますか?
【点数計算を知る その1】をご覧になっていない方は、お先にこちらを是非お読みになることをおすすめします。
前回の連載から1週間経ちましたが、皆様復習はされておりますでしょうか?
今日の本題符計算に入る前にまずは復習です。
画像下にすぐ答えがきてしまうので是非考えてから次を読んでください。
※雀魂の和了時の表示に見慣れない方は騙されてしまうかもしれません。
復習問題1 何翻ありますか?
いかがでしょうか?
もし3翻だと考えた方がいたらきっと桜のマークに騙されていますね。
正解はこちら。
問題作りながら私も思わずあっとなりました。
ツモが役になっていないのは、東と7,8,9索は鳴いているからです。
ツモという役は鳴いていないときにしか付きませんからね。
ツモを見落として偶然2翻と答えられた方はおしい。
ツモは見えてたけど鳴いていることに気づけなかった人もおしい。
東・赤ドラかつ、ツモ表記だけど鳴いているからツモは役にならないよね。
まで答えられた方お見事です!
ちょっと難しかったでしょうか・・・?
復習問題2 何翻ありますか?(立直ありでお考え下さい)
もし、「役もまだあまり覚えていないです」という方は、役一覧を見ながら考えてみてください。
3秒以内に答えられた方は翻の勉強は卒業ですね。
筆者も勉強中なので爆速回答は現時点ではできませんので是非ゆっくり考えてみましょう。
今度は立直をしていると記載しましたので、ツモを見逃した方はいらっしゃらないですよね?と言いたいところです。
もし、ツモ忘れてました!という方は日ごろ打つ際に鳴きをせずツモであがる喜びを覚えに行きましょう。(笑)
見逃しやすいポイントは大きく2つだったのかなと思います。
1つはドラ。今回ドラ・裏ドラ・赤ドラすべて含んでいる形だったので、この3種類のいずれかを見逃してしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんなの余裕だよ!という方は次のチェックポイントへ。
もう1つが、一盃口(イーペーコー)です。
カンチャン(7筒)待ちで少し親切なつもりですが、横に3・4・5の筒子もくっついており見逃しがちかもしれません。
見事、正解できた方は早速本題へ参りましょう!
解説聞いてすぐ理解できた方も概ね問題ないかと思います。
躓いてしまった方は、ただの見逃しなのか。役をまず理解したほうが良いのか、見直しが必要そうです。
大雑把計算ができるだけでも世界はかなり広がりますので、翻計算くらいは出来ると便利ですしそのためには頻出役が必須です。
いつか頻出役を覚えるnoteを作成したらこちらにリンクも貼っておきます。
本日の本題:符計算を理解する。
さて、無事に上記をクリアされた方は皆さん知りたがっている本題です。
ちなみに今から記載する内容は、符計算初級の内容でありこれだけでは勿論完璧な計算は出来ません。ざっくりと計算できるようになる、が今回の目標だと思ってください。
その1にも記述しましたが改めて、正しい符計算をするにはこのような形を覚える必要があります。
符 = 20符 + 面子の種類 + 雀頭の種類 + 待ち方 + アガり方
勿論、いきなりこれは覚えられません。
どうやらもっと簡単にざっと計算する方法があるそうです。
実際に計算をされてる方は以下の点を注目するのだとか。
上がり方は【ロン・ツモ】どちらなのか
鳴いているか、メンゼンなのか
形がピンフの形になっているのか。※1
ごちゃごちゃした計算式よりか少し楽な気がしませんか?
考えることは確かに3つあるのですが、どれも2択問題なのです。
特に上2つはわかりやすいです。
ロン・ツモなのかと鳴いているか鳴いていないか、それだけなら瞬時に判断できそうですよね?
問題は最後の※1とつけたところです。
勘のいい方はここで「なんで役にピンフがあるか」という書き方ではないのか?という疑問にたどり着いたかもしれません。
実は符計算の際に問われる「ピンフの形」というのは、実際にはピンフという役ではなくても見た目が雀頭+順子(シュンツ:123,456のような形)になっていることを指します。
例えば、雀頭が本来不可能な役牌(白・発・中)でも残りが順子になっていたり、鳴いている状態でも「ピンフの形」とみなします。
復習問題2で使用した画像をもう一度見てみましょう。
待ちがカン7筒だったため役として平和はつかないですが、形だけ見ると【ピンフの形】になっているのです。
まだまだややこしいのでもっと簡単に計算しよう!
上で難しい話をしてしまったのですが、もう少しだけ辛抱して続きを読んでいただけるともっと簡単にできますので少々お待ちください。
答えだけ先に載せてもさっぱり覚えられることではないので、是非一度なぜそうなっているのかを先に読んでほしいんですよね。
さて、ややこしい話は一旦置いておいて先ほど箇条書きにしたことは全て2択問題であるとお伝えしました。
そう、すべてのパターンを暗記しても8通りです。
大丈夫です、もっと減らしますから。3通りまで減らすのでまずはこちらをご覧ください。
上で箇条書きにした3つの条件を表にしてみました。
ツモなのか、ロンなのかで見る表を変えてください。
次に先ほど説明した「ピンフの形」になっているかを確認します。
なっていれば○、違う場合は×ですね。
最後にメンゼンなのか、鳴いているのかで右左どちらを見るのか参照してください。
お気づきでしょうか?
ほぼ30符ではないか!
符計算は3つのことだけ覚えよう
この表を保存して壁に貼り付けよう、みたいな方がいらっしゃったらそれはそれでよいと思います。
ですが、そもそも見てください。
ほぼ30符なんですよね。
つまり基本30符で例外だけ覚えればいいじゃんとなるわけです。
例外の場所だけ触れていきましょう。
【ツモの場合】
こちらはピンフの形である場合の鳴き無、いわゆるメンゼンですね。
こう聞くと難しい気がしますがわかりやすいのは役の平和をツモであがったら20符。
一度に全部は覚えられませんからね。
【ロンあがりの場合】
こちらはピンフの形で無い場合の鳴き無、いわゆるメンゼンですね。
ツモはピンフの形、ロンはピンフの形ではない、なので注意しましょう。
こちらの場合は40符ですね。
鳴いてしまうと先ほどの表ではすべて30符に対し、鳴き無しで他からあがれば40符になるんですね。(ピンフの形という例外はありますが)
勿論翻も符も数字が大きければ大きいほど点数は高くなります。
皆さんも一度は聞いたことがある「初心者はとりあえず鳴かずにあがる練習をしよう」というのは実はここからも来ているのでは?と思ったりします。
他から上がれば高確率で点数高くなりますからね。
ここまでわかれば後は点数表と見比べるだけ!
前回パートで勉強した翻と、上記で勉強した符計算を足し合わせると、世の中に出回っている点数表で確認することが出来ます。是非一度検索してみてください。
点数表についても触れていきたいのですが、今回は長くなってしまいましたので一旦ここまでにします。
もし、表を検索してみたがさっぱりわからん!という方は次回更新をお待ちください。
今回の情報では「最低限必要な計算ができるだけ」
最後に大事なこと言いますが、これで計算できるぞ~と調子に乗った筆者がこの知識をもとに点数計算問題を解いたら正答率は50%ないと思われる程度でした。
え!無駄じゃん!ということではなく、過少点数で計算してしまうことはあるのですが、上に計算することはありません。
計算ミスをしなければ、思ったより点数が多くもらえる事案はあるものの点数状況を見ながら試合を進められるようにはなります。
完璧な計算には遠いですが、まずは和了した際に自分の翻と符数を計算してみてください。
符が答えより少ない人は現時点ではOKです。
翻数が違ったり、符数が答えより大きくなってしまった方は計算ミスしていないか確認してみましょう。
ちなみに筆者は点数計算練習はこちらのサイトも利用させていただいております。現時点では符計算が合わないこともありますが、翻数計算は是非やってみてください。
それでは、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。