箕輪編集室コミュニティデザインチームを0から立ち上げた話【5】
徐々に認められ始めたコミュデザチーム
前回のお話
9月。コミュニティデザインチーム発足から3カ月。
チームが盛り上がると箕輪編集室内でも存在が認知され始めた。
周囲からの印象は「中はわちゃわちゃ盛り上がっているけどよく分からないチーム」から「どうやらコミュニティについて研究して盛り上がっているっぽいチーム」という認識に少しずつ変化していた。
コミュニティデザインチームという名を背負っているからには自分たちのチームが盛り上がっていなきゃ説得力がない。
ようやくこれまでの積み重ねが形となり始めていた。
そんな中、チームに大きな転機が訪れた。
「チームをどのように盛り上げていっていいか、ぜひコミュニティデザインチームに依頼したい。」
という依頼が箕輪編集室デザインチームからあったのだ。
きっかけはサブリーダーがデザインチームのリーダーと何気なく話していた中で出てきたデザインチーム活性化についての課題。
コミュニティデザインチームのリソースを使えば解決に誘えるはず、チーム内の案件として持ち込んでくれた。
同じコミュニティ内のチームとはいえ実際のコミュニティの課題と向き合い解決策を考えるという実践的なプロジェクトは非常にありがたい。
こんなWIN-WINなプロジェクトに乗らない手はなかった。
すぐにデザインチームとオンラインミーティングを実施した。
これまでのコミュニティデザインチームの運営で培った成功や失敗を解決に向けたネクストアクションを一緒に紡いでいった。
相談を受けネクストアクションを示したからにはその後のデザインチームの雰囲気がどうなるか気になってちょこちょこ覗くようになった。
そのミーティングをきっかけに少しずつ盛り上がっているように感じられた。
また、デザインチームからも活性化している実感があるという報告と感謝を受けた。
コミュニティデザインに携わり、結果が出たことで直接感謝されたのはこれが初めてだった。
こんなに嬉しいことはない。ますますコミュニティデザインで役に立ちたいという想いが強まった。
その後もまた一つ、さらに一つと
箕輪編集室内における他のチームの活性化の依頼を請け負うようになっていった。
こうして「チーム活性化し隊」という他のチームの活性化をサポートするプロジェクトが新たに発足した。
コミュニティのリーダーは日々チーム運営をする中で多くの悩みを抱えている。
そしてその悩みを相談できる相手がいない。
リーダーとは孤独を抱えている存在なのかもしれない。
改めてサロンオーナーやリーダーが同じような悩みを相談できる場所が必要であると感じるようになった。
サロンオーナーのためのサロン「Salon×Salon」のニーズは間違いなくある。
実践的なプロジェクトが増えさらに勢いづいてきたコミュニティデザインチーム。
チームリーダーとして残された時間も3カ月を切った。
ここで僕はある一つの決断をした。
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