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コミュニティについて考える「熱量」

オンラインサロン・箕輪編集室の経験から「コミュニティ」について徒然なるままにしたためていこうかと筆をとってみた。


オンラインサロンにおいては、様々なアウトプットを生み出すべく多くのプロジェクトが立ち上がる。

プロジェクトというのは一朝一夕には終わらないもので、1~2ヶ月、長いものだと半年以上にまたがり展開されるものもある。

当然、プロジェクトが立ち上がった当初は熱狂して熱量高くそのプロジェクトに携わりたいたくさんの人が集まる。その中からプロジェクトリーダーが生まれ、プロジェクト達成に向けた議論が熱を帯びてなされる。

ただし、プロジェクトが進行するに連れて徐々に当初の熱量が下がっていく。
個々人のマインドシェア・タイムシェアは一刻一刻とどんどん変わっていくからだ。
プロジェクト参加に向けて手をあげた瞬間が最も熱量が高いのだ。

自分もプロジェクトリーダーを経験してきた。
プロジェクトリーダーになった当初は、当然のことながらプロジェクトメンバーとの議論や協働によってプロジェクトの成功を目指していた。しかし、時間がたてばたつほど、プロジェクトメンバーからのレスポンスが返ってこなかったり、プロジェクトから離脱してしまうメンバーもいたりした。
アクティブなメンバーが減っていくことに苦悩することも多々あった。

その苦悩を経て得た結論は「熱量を下げない仕組みづくりが必要である」ということだ。

仕事と違ってオンラインサロンには個人を強制する力はない。個人がやりたいものだけやればいいし、やりたくないものはやらなくていい。
なので、ここで離脱したり熱量が下がってしまうメンバーを責めても何も解決にはならない。そういうものなのだから。だからこそ、熱が冷めてしまうことを前提とした仕組みを構築しなければならない。


熱量を下げない仕組みづくり

・メンバーの数
人間とは同じ場に多くの人がいればいるほど自分の責任感が薄れてしまう性格を有する。これを社会心理学の用語で「傍観者効果」という。
つまりプロジェクトメンバーの数は少ないほうが、ひとりひとりの当事者意識が落ちにくい。
人数が必要な大型プロジェクトであれば、プロジェクトを小さなチームに分割して少人数のチームで稼働するようにすればよい。

・役割の設定
プロジェクト内において特に役割なく存在してしまうことで、そこにいる意義を見出しづらくなる。それによって当事者意識が薄まってしまう。全員が何かしらの役割を持つことで「プロジェクトにコミットしている」という意識を全員が持ちやすくなる。結果として熱量が下がりにくい状況を作り出せる。

・早期のキックオフミーティング実施
プロジェクトを進めていくうえで、一緒に取り組むのはどんなメンバーなのかが分からないと協働が進みづらい。協働が進みづらいと、プロジェクトの進行が遅れ、時間だけが過ぎていき熱量が下がりやすい状況へと誘ってしまう。それを回避するためにも、早期にメンバー同士の顔合わせを実施し仲間意識を育むことで協働しやすく、また当事者意識が落ちづらい環境を作る。このミーティングは顔を合わせることができればオンラインでも問題ない。


「熱量」について日々感じていたことを言語化してみた。
言語化することで改めて自分の心に刻まれる。

今後もコミュニティにおける経験を言語化していきたい。

#コミュニティについて考える
#箕輪編集室
#コミュデザ

いつもありがとうございます!