箕輪編集室コミュニティデザインチームを0から立ち上げた話【2】
0からのコミュニティデザイン
前回のお話
6月24日。
この日に「オンラインサロンプロデュースチーム」改め「コミュニティデザインチーム」の誕生について発表することが決まった。
この日は箕輪編集室1周年イベントがある。
「コミュニティデザインチーム」は箕輪編集室2年目の始まりとともにスタートする。
つまり、発表までの約2週間の期間でチームが動き出せる状態にまで持っていく必要があった。
さて、何から手をつけようか。
新たなチームを作るにあたり、漠然とチームの羅針盤となる「目的」と文化となる「運営方針」は決めておく必要がありそうだと感じていた。
チームの軸となるようなものを。
これがないとチームがチームとして存在し得ない。
まずはチームの目的。
「コミュニティデザインチーム」と名乗るチーム。そして昨今の加熱するオンラインサロンブーム。
とはいえ箕輪編集室のような巨大オンラインサロンは稀有な存在で
これからは小規模のコミュニティがぽこぽこ生まれていく、なんとなくそんな予測を立てていた。
そのコミュニティを多くの人に居心地良い場所と感じてもらうためには運営を担う人の尽力が必要不可欠。
コミュニティに関わり、コミュニティを回せる人を育んでいきたい。
「コミュニティ運営を担える人財を輩出する」というチームの目的を置いた。
今後コミュニティデザインチームはこのベクトル目掛けて突き進んでいく。
次に運営方針。
これについては「チーム内全ての人に居場所を作る」ということを決めていた。
箕輪編集室は最強のクリエイティブ集団を標榜しているだけあり、コミュニティ内のトップランナーはものすごい熱量でアウトプットを生み出していた。
一方で、急速に会員が増えたこともあり
入ったものの何をすれば良いのか分からずただただ見ているだけの人も多くなっていた。
眺めているだけの人もいれば、とにかく手を動かしてアウトプットしたい人もいる。
どちらが良い悪いではない。タイミングによって人の状況は変わる。
そのときに自分が心地良い選択をしてもらえれば良い。
だからこそチームの中に多様な受け皿を作る必要があると考えていた。
まったり横の交流を楽しむだけのスレもあれば、アウトプット最重視のゴリゴリ手を動かすプロジェクトもありという幅の広さを準備する。
そして、目的と運営方針を体系化し分かりやすく伝えられたほうが良いと考え、「コミュデザチームにおける3つのステップ」として言語化した。
ステップ①人とつながる→オンライン・オフラインともにコミュニティ作りの基礎となる横のつながりをつくる。
ステップ②人を理解する
→他人はもちろん自分自身のことを知り、同時にモデルケースとして実際にあるコミュニティを用いて研究を深める。
ステップ③人と人をつなぐデザインをする
→外部の案件も含み、実際にコミュニティを動かし、実践する。
各スレやプロジェクトはいずれかのステップに紐づき、ステップが上がるごとにより高いコミットメントが求められる。
ステップを上がりながらコミュニティ運営を担える人財を目指す。
おそらくコミュニティデザインチームの目的や運営方針について把握し理解してくれる人は稀だろう。
ただ、コミュニティデザインチームにくれば色んな活動の場がある、そう感じてもらえるだけでいい。
この時点で「コミュニティデザインチーム」の幹は整った。
とりあえずこれで進めてみる。ダメだったらまた変えれば良い。
「コミュニティデザインチーム」のリーダーが初めてコミュニティデザインをした。
あとは枝葉となるチーム内プロジェクトと日々の運営を丁寧に進めていくのみ。
そして迎えた6月24日。
体調不良でグロッキーな箕輪さんのもと
「コミュニティデザインチーム」という新たなチームがスタートした。
次のお話