【受講メモ】「MixLeap Live Study #61 - ヤフー天気・災害を支えるエンジニアリング」に参加しました!
9月8日に開催されたイベント「MixLeap Live Study #61 - ヤフー天気・災害を支えるエンジニアリング」に参加しました。
イベントで話された内容を聞くだけじゃ意味がないので、自分なりにまとめてアウトプットします。
内容は、ヤフー天気・災害のエンジニア4名の方々の、それぞれの取り組みについてのお話や、バックエンド運用から新機能の開発についてのお話でした。
※もともと別のサイトで投稿していましたが、noteにまとめたいので再度投稿します。
1日1億PVを支えるYahoo!天気バックエンド
Yahoo天気サービスについての概要やサービスを支えるプラットフォーム、システム、その課題についての話。
・Yahoo天気サービスについて
Yahoo天気はシンプルでわかりやすい
他の会社の天気アプリも使ったことがあるんですが、Yahoo天気はシンプルでわかりやすいんですよね。
天気ってわざわざアプリを開いてまで見るようなことはあまりしなくて、ウィジェットを見るだけで今日の天気がわかるのが一番ベスト。
その点Yahoo天気はウィジェットだけでも私の欲しい情報が手に入ります。
このウィジェットだけでわかるシンプルさとわかりやすさを求めるならYahoo天気がおすすめです。
・Yahoo天気システムについて
データセンター東西に分けることでシステムの可用性を向上させます。
特に、基幹システムのようにシステムの停止が事業運営に多大な影響を及ぼす場合、システムの可用性を維持することはとりわけ重要となります。
可用性については以下の記事がわかりやすいです。
・台風19号での事例
台風19号の被害は甚大でしたね。
それが故にサービスへのアクセスもかなり多かったみたいです。
また、人口の多い関東圏での災害だったため、西日本豪雨災害の負荷を超えるリクエスト数になったと考えられます。
その中で、想定の範囲を超えても柔軟に対応するシステムを構築するのが今後の課題です。
・まとめ
Mapbox移行プロジェクトで担当した初のPM経験について
2年目という若さでありながら、Mapbox移行プロジェクトのPMを担当した話。
・Mapbox移行プロジェクトとは
Mapboxについては、以下の記事にも詳しく書いてありました。
世界中で採用されている地図サービスです。
日本でも徐々に利用されるようになってきて、近年注目を浴びています。
世界中で利用されているのにはいくつかの理由がありますが、カスタマイズの簡単さやデータソースの豊富さが影響しているようです。
・プロジェクトの進め方
Web会議ツールとして当たり前になってきたZoomは、Slackと連携させることができます。
一度連携してしまえば、仕事の打ち合わせや連絡などでSlackをやり取りしている際にシームレスにミーティングを始めることが可能になります。
連携方法に関しては以下の記事から。
・PM経験の話
新卒2年目でPMって改めてすごいことですよね。
私が2年目の頃はやっと単独で業務を担当させてもらったくらいで、特に誰かを指導したりすることはありませんでした。
・PMとしての反省点
チームとして仕事をする以上、自分の仕事だけでなく、他人の仕事内容も把握した上で進めていかないとうまくチームが機能しません。
個人の能力も大事ですが、その能力が合わさって初めて力を発揮する感じですかね。
・PMとしてできてよかったこと
これもチームとして働く上で欠かせないことですよね。
誰かに報告する際は特に、実際に自分が経験してないとうまく言語化できないことが多いので、最終的なゴールを頭に入れて、他人の仕事にも積極的に関わっていく必要があると感じました。
・PMをした感想
エンジニアとして一番成長が実感できる部分が見えて素敵でした。
自分のできること以上のことを経験して成長していくことが大切ですね。
日本列島の今の揺れを伝える「リアルタイム震度情報」について
・リアムタイム震度とは
・リアルタイム震度の要件
大きな地震が発生した瞬間の秒間アクセスは約2〜3万。
それでもきちんとレスポンスを返すとこが大切です。
Yahooのユーザーは多種多様なので、高機能なものというよりも、誰にでも使えるものを目指す必要があります。
・リアルタイム地震のための工夫
キャッシュによる負荷対応について、解決できたのが新しい技術ではなく、昔からよくある普通の方法だったというそういうことが起きるのがエンジニアリングの面白いところの一つです。
・まとめ
本当に課題に見合った解決方法かどうか、柔軟に考えられる力が重要な要素です。
防災速報アプリの新機能!「災害マップ」機能の裏側について
・Yahoo防災速報
・災害マップでできること
災害マップが生まれた背景は、災害から1人でも多くの人を助けるためという思いからです。
実際に2年前に発生した西日本豪雨の被災地へ、天気災害メンバーが主体に視察に行ってそして現地の被災者や自治体から伺った体験談をもとに考えられています。
被災地はたくさんの災害情報や避難情報というのが当時流れたにもかかわらず、それが被災者の方々の行動に結びつかず、結果逃げ遅れて被害に遭われた方が多くいます。
災害最中にいるユーザーに大して避難情報を支援するために日々開発しています。
・災害マップの裏側
悪質な投稿に対しても、以下のような様々な対策が施されており、クリーンな環境を実現している。
異常を察知したら、Geohashを応用して投稿情報を集約・通知の配信を実現している。
・まとめ
災害マップとは
最後に
サーバー環境などの規模が凄すぎて、とにかく圧倒されました。
発災時の瞬間的なリクエストがかなり多いので、それに対応するためにサーバー数をかなり確保しているみたいですね。
私はまだアプリを使う側ですが、早く作る側になって誰かの役に立ちたいとつくづく思います。
自分でできる範囲は限られるので、やはり組織に入って実際に経験してみることが本当に大事だと思います。
その際には公務員での災害の経験が活かせたらいいですね。