勝手決算:サニーサイドアップ/世界一美味しい朝食を提供している会社。
知っているようでよくわからない会社サニーサイドアップの決算を見てみました。株主へのコミュニケーションも重要な要素ではありますが、株主ではない一般事業者、消費者の大まかなが事業理解にも決算資料は有用なので、非常に助かります。
20Q2の決算が最新のようで、その資料を確認します。
全体の概要が上記になっており、売上、営業利益、経常あらゆる指標で120%超級で成長しており、好調のようです。
セグメント別では
グループの構成会社別にどのような状況か明記してあります。billsってサニーサイドアップが運営していたんですね、知らなった。事業会社の数からいっても基本線はマーケやコミュニケーション領域ということでしょう。
マーケ領域が収益の柱であることはこちらからも確認できます。商業施設やホテルのPR業務を請け負っているようです。コロナ前までなので、非常に好調だなという印象です。
主なクライアントは
商業施設/ホテル/食品/小売り流通/消費財/化粧品
のようです。全ジャンルを対象としているわけではなくポートフォリオを限定しているようです。PR受けがいいジャンルなのかもしれません。事業を安定させる為にもノベルティなどの制作部分まで受けているようで、ひょっとするとテーマパークなどの商品はサニーのOEM事業だったりするのかもしれません。
オリンピック直前だったので、もう少しスポーツ事業のスコアが伸びていてもよさそうですが、伸びはそこまでのようです。スポーツ選手を囲い込んでいるだけかと思ってましたが、多角的に展開すること利益を確保しているようです。
アスリートの確保や、各権利団体へのパイプはビジネス上の大きな資産かと思います。おそらくですが、事情通のような方がいて、属人化されている業務だと思います。広告業界あるあるですが。
びっくりしたのはbillsだけで40億近い売上があることです。やたら店舗数増やしているなと思ったらこんなにあるんですね。。。ブランド棄損されないことが今後の課題でしょうか。
今後の事業としてはデジタル領域への侵攻が課題のようで、グノシーなどとJV(じょいんとべんちゃー、2社などで資本、人材など出し合った事業会社)を作るようです。
スポーツ事業においてはZOZOのゴルフ大会を仕切った実績からオリンピック関連事業の受注をねらっているようです。実際どうだったかは非常に興味があります。基本マーケティング指定代理店として電通の傘の中、サニーがどこまで食い込むことができるのか、楽しみです。
最後までお読みいただきましてありがとうございます。
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