現地に着くまでに泣きたくなった出来事集/day1
2023.02.06～03.23までフィンランドに滞在しています．
【day1】2月7日（火）の日記です．
今回の滞在では，Workaway（お手伝いをする代わりに，滞在場所と食事を提供してくれるホストを紹介するサイト）を利用しました．
私は，①現地家族，②NPO団体にお願いをして，滞在許可をもらいました．
日本から，①の家族のもとへ向かう途中で，本当に様々なトラブルが起こって，もう行けないかな（泣）と何度も思いましたが，なんとかなりました．
事前にやるべきことが全部抜けていて焦ったり落ち込んだりしましたが，いい経験になりました．ギリギリで頑張ったので，笑い話として消化したいです．
【出発日】パスポート残余期間がない
フィンランドへ入国する際，3か月以内であれば，ビザは必要ありません．このことだけは，しっかりと確認していたんですが，渡航2日前に，以下の文言の存在に気づきました…
90日以内の観光、商用、知人訪問等を目的とする入国であれば、日本・フィンランド査証免除取極めに基づき査証は不要です。
※旅券(パスポート)の残存期間は、フィンランド出入国時点で3か月以上あることが求められます。(フィンランド滞在許可証保有者を除く)
つまり，フィンランドの出国予定日から3か月の猶予がないと，そもそも入国できないということ．私の場合，
パスポートの有効期限：2023.05.16
出国予定日：2022.03.23
なので，出国予定日から3か月の猶予がなく，本当のことを伝えてしまうとそもそも入国できない状態でした．
したがって，出国予定日を2023.02.12と仮定して，ひとまず入国することにしました．
色々検索した結果，「帰りの航空券がないと入国できない国」に行く人向けに”ダミーチケット”なるものがあるようで，私もそれを使いました．
こちらのサイトを参考に，以下の通り行いました．
①ANAのフルフレックスで，航空券を入手
・一度普通に支払う
・フルフレックスだと，キャンセル料が無料（普通の航空券よりも少し高め）
②入国後，キャンセル
これで，無事にダミーチケットをゲットしました．実際には，搭乗前のチェックインカウンターで，「いつ出国しますか？」「帰りのチケットはありますか？」という質問，入国審査で「いつまでいるの？」という質問のみで，チケットを見せることはありませんでした．
入国後，問題なくキャンセルできました．返金処理には，1～2か月程度かかるようで，まだ返金はされていません．（2023.02.10現在）
【フライト6時間前】コロナ陰性証明書が高い
トラブルというほどではありませんが，出発直前になって，日本に帰国する際に必要なコロナの陰性証明書の発行が5万円くらいすることに気づきました．
帰国には，証明書か，ワクチン3回接種が必要ということは知っていたのですが，証明書がこんなに高いとは思わず…
（ワクチンは，2回目の副作用がひどかったので，怖くて受けていませんでした）
後で確認したら，海外保険も適用ではないようです．高い経験代ですね…
【フライト3時間前】全財産が入った銀行口座が使えない
私は普段，銀行口座を以下のように使い分けています．
三菱UFJで給料を受け取る
→楽天銀行で，家賃などの各種送金や，普段の買い物を行う
→ゆうちょ銀行で貯金
そのため，滞在中に何かあったら，ゆうちょ銀行から楽天銀行にネットバンキングで移動させれば大丈夫！（三菱から楽天銀行はいつもやっているので）と思い込んでいました．
当日になり，ふと思い出したのですが，そもそもゆうちょ銀行のネットバンキングを使用登録していませんでした．
出発の4時間ほど前までダミーチケットを調べていて購入もしていなかったので，見送りに来てくれていたパートナーにお金を借りて，なんとか切り抜けました．
【乗継】飛行機遅延
フライトは，乗り継ぎが楽そうで，できるだけ安い航空券として，イスタンブール空港（トルコ）経由のターキッシュエアラインを使用しました．当初のスケジュールは以下の通り．
22:50 羽田空港発
→6:25 イスタンブール空港着
→14:45 イスタンブール空港発
→17:50 ヘルシンキ空港着
→19:02 電車出発
→21:31 ホストの最寄り駅到着
ここで，まずはイスタンブール発，ヘルシンキ行の飛行機が1時間ほど遅延．ホストと連絡を取り合い，20:27→22:47の電車に変更しました．（ちなみに最終列車！）
電車の乗り方が不安だったので，ヘルシンキまでのフライトの中で隣の席にいた，フィンランド語を話していそうな女性らしき人たちに電車の乗り方を聞いたら，わざわざ調べてくれて詳しく教えてくれました．
【空港→電車】乗り換え時間が短い
無事に20:27発の電車には乗れましたが，電車の乗り換えも大変でした．乗り換えは2回あったのですが，1度目は空港から主要都市までだったので，流れに乗っていったら行けるかなと思って，大勢についていったところ，全員階段を駆け上がっていきました（笑）
15キロほどのスーツケースを持っていた私はついていけず，エレベーターに乗ることに．エレベーター内で，近くにいたおじいさんにチケットを見せて尋ねたところ，「いったことがないから分からない，駅員に聞いた方がいい」とのこと．
出発まで残り2分で駅員も見つからず，チケットに書いてある番号だけを頼りにホームに走ろうとした時に，先ほどのおじいさんから「あなたが行きたいのはこっちじゃない？」と再度声を掛けられ，その通りに進んだところ無事電車に乗れました．私が見ていたチケット記載の番号は，列車内の座席番号でした．
【電車→最寄り駅】電車遅延
1回目の乗り換えの後の電車はおよそ1時間くらい乗っている予定で，ダミーチケットのキャンセルをしたり，ご飯（値引きされているサンドイッチと，水と間違えて買った炭酸水）を食べたりゆっくりしていました．
到着時刻になる前に，乗り換えの準備をばっちりして立って待っていると，後ろにいた女性が，「鞄のチャックあいてるよ」と教えてくれました．お礼を言って，雑談をしていたところ，時刻を過ぎているのに到着する気配が見えず，混乱．「最終列車だったのに…」と半ばあきらめの気持ちで，「これに乗りたかったけど，もう無理ですよね」とチケットを見せると，ちょうどフィンランド語でアナウンスが流れ，「この電車待っててくれるらしいよ」と伝えてくれました．雪の影響？で電車が遅れていたみたいで，よくあることらしいです．
無事ホームに降りて，次にのる列車を待っていると，先ほど一連のやり取りを見ていたおじさん（同じように乗り換えを行う）が，「よかった，まだ来てないみたいだね」と声をかけてくれました．
ふと，ホームの奥を見渡すと，ドアが閉まりかけている2両くらいの小さな電車．ホストとの事前の連絡で，「最寄り駅までの電車はとっても小さい」と言っていたのを思い出し，先ほどのおじさんに「もしかしてあの電車じゃない？？」と声をかけ，電車まで二人で爆走．走っている途中にドアが閉まってしまって，「No!No!Wait!!!」とかいいながら，電車についているボタンを二人で連打していたら，ドアが開いて，乗れました．
時刻は23時頃（日本時間で，朝6時）．飛行機でもあまり睡眠をとれなかったので，電車内ではウトウトして2回くらい手に持っているスマホを床に落としたりしながら，なんとか眠気に耐え，最寄り駅に到着．
車で来ていたホストマザーに会うことができ，無事，ホストの家にたどり着きました．
たどり着けて良かったです．たくさんの人にお世話になり，本当に感謝です．
読んでくださってありがとうございます．話したいこと，聞きたいこと，メッセージなど，なんでもお気軽に連絡してください！では！
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