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企業のYOUTUBEの使い方〜熊の湯スキー場とガーラ湯沢を例に


最近、YOUTUBE面白いですよね?


わたくし、以前ホームページ構築の仕事をしてまして、YOUTUBEは日本に上陸していない頃から見ていました。で、正式に日本語化されたのが2007年だったんですが、その時もやっぱり見ていました。企業に使い方を提案しようという意味で。


が、どーも、あんまり面白くなかったですね。よそよそしいというか、すましてるというか、たぶん私も皆さんもテレビの延長として捉えていて、ちゃんと作り込まれたコンテンツをアップしなきゃいけない、という呪縛があったのかもしれません。


それが、だんだんと若い人が自由に使い出して、気がついたら新しいコミュニケーションツールとして、ミクロな、とても面白い視点を持った、とても面白い題材が、雲霞のごとく備えられているものになりました。というわけで、最近、YOUTUBEが面白いです。


特に、企業が面白いチャンネルを持っているのが増えたような気がします。「面白い」ってのは、「笑える」っていう意味もあるんですが、同時に、その企業のサービスを補完する意味を、他では代えられない方法で果たしている、という意味です。


例えば、スキー場がYOUTUBEチャンネルを開設しています。


熊の湯スキー場〜志賀高原熊の湯official


志賀高原の熊の湯。面白いです。スキーとかスノボやらない人にはなんのこっちゃわかんないかもしれませんが、スキーとかスノボやる人にはとても面白いです。興味深いっていうか。

熊の湯スキー場ってのは、山の上にある志賀高原のさらに山の上、てっぺんの方にあるスキー場で、歴史は古いんですが、なかなか行くのが大変なんですね。冬の志賀高原自体が行くのが大変なんですが、2WDのスタッドレスだと登れない、下れない時もあるみたいだし。そのさらに上ですから。一段と急な坂がありますから。


ですが、↑こーゆー動画を定期的に見てると、熊の湯スキー場の魅力がわかってきますね。うしろに映ってるコースとか、リフトから見える風景とか、喋ってる内容とか、働いている皆さんの雰囲気とか、諸々が魅力的で。行ってみようかなぁと思いますよね。


ガーラTV〜GALA湯沢スキー場公式Youtubeチャンネル


も一つ、ガーラ湯沢が魅力的なチャンネルを作ってます。ガーラTV。「あんり」さんという社員の方が担当になってから、すごく面白くなりました。

ガーラ湯沢って、JRが作った新幹線が直結しているスキー場として昔から有名で、東京駅から1時間ちょっとでスキー場に行ける、日本はおろか世界中探しても比類ないアクセスの良さがあります。


しかしそれゆえに、土日はもちろん、平日でもすごい混雑になるっていう話で敬遠していたんですが、ガーラTVを面白くて見てると、「ちょっと行ってみようかな」という気になりますよね。


で、このガーラTV、チャンネル自体は8年前、2015年頃から動画がアップされてます。が、昔の動画はおっかなビックリっていか、すましてるっていかで、作り込まれたプロモーションビデオみたいで、あんまり面白くありません。すごく面白くなって、ばんばんガーラ湯沢の魅力を使えているのはこの2年くらいです。


現代の企業YOUTUBEの使い方


不思議なことに、熊の湯スキー場のチャンネルも7年前から動画がアップされてるんですが、これがまた、ガーラと同じであんまり面白くありません。これも面白くなるのは、3年前くらいから、パトロールのムトー隊長が出演しだしてからです。


つまり、2社とも、2〜3年前からYOUTUBEの動画が面白くなりだして、スキー場の魅力をどんどん伝えるようになりました。


この期間に会社が変わったのか、社会が変わったのか、はたまた担当者のお陰なのか、担当者に自由な裁量を与えている経営陣のお陰なのかわかりませんが、


「なるほど。現代の企業YOUTUBEはこう使えばいいんだな」


という見本ですね。一連の動画、よく出来てると思います。というとなんか偉そうで恐縮ですが(笑)、2社の試行錯誤と営為を拝見して、ほんとに勉強になります。