孫を抱っこしたがらない祖父(実父)の話
こんにちは。ことり(@mamakyoja)です。
2年ほど前、コノビーさんの記事投稿コンテストに投稿した作品が出てきたのでnoteにぺたりと残しておきたいと思います。
恐れ多くも特別作品賞をいただいたもので、自分で言うのもなんですが、お気に入りの話です。
このときの募集テーマは『わたし史上最大の子育てエモストーリー』
はじまりはじまり~…です↓
コノビーさんで『わたし史上最大の子育てエモストーリー』募集中ときき、私も考えてみることにしました!
しかし、巷ではよく‟エモいエモい”とききますが、エモいってなんぞ?……と、早速つまづくワタクシ。
調べてみるとフムフム……
グッときたこと……ですね!
なるほど……
たくさんありますが、特に印象に残っている‟私の父”についてお話しようと思います。
――
娘の私がいうのも恥ずかしいのですが、
父は「娘よりかわいいものはない」という、家族が趣味のような人です。
孫が産まれたらさぞかし可愛がってくれるだろうな~なんてちょっぴり期待していました。
……が!!
お見舞いにきた父は、孫の抱っこを拒否しました。
意外や意外!
抱っこして離さないかと思ったのに……!!
退院後もなかなか抱っこしようとしません。
オムツ替えや洗濯など、日常のお世話はしてくれるものの、頑なに抱っこしようとしないのです。
おかしいな……抱っこしたいオーラを感じるのに……!
――
ある晩、私は両親に夜のお世話を頼んで休ませてもらっていました。
ふとトイレで目覚め、息子の様子を見ようと部屋を覗いてみると……
そこには誰も見ていないところでこっそりと、
まるで雛を守る親鳥かのように、優しく、愛おしそうに孫を抱く父の姿……――
私は愛されていたんだな、と感じた瞬間でした。
自分に新生児の頃の記憶はありません。
ですが、息子を通して自分がどのように親と過ごしていたのかを垣間見ることができました。
生まれてきてくれてありがとう。
私が確かに愛されていたことを教えてくれてありがとう。
父の表情を見て、この日一日のためだけであったとしても、私は母親になれてよかったと思いました。
――
そんな息子ももうすぐ2歳。すっかりおじいちゃんっ子です!
実家に帰ればソフ(おじいちゃん)のあとをついて回り、トイレに入ればドアの外で待っている始末!待たれるほうはたまったものではありません(笑)
そういえば、私も父がお風呂出てくるまで、扉の前で待ってたな。
待ってる時間は楽しかったな……なんて懐かしい記憶を辿りながら、今日も家族みんなが健康でいてくれることに感謝するのでした。
――
※記事では「もうすぐ2歳」と書かれてありますが、先日4歳になりました!あっという間!
埋蔵されていた首が出てきて、かわいいです(*^^*)
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