『植物癒しと蟹の物語』コメント一覧
小林大輝さんの『植物癒しと蟹の物語』。
本の詳細は、こちらの特設ページ(https://shokubutsu.cotonoha.co)をご覧になっていただけますが、このページでは、これまでにこの本を読んでいただいた方からのコメントを新しい順に掲載していきます。
大森のあんず文庫・加賀谷さんより、『植物癒しと蟹の物語』を読んだお客様からのコメントをいただきましたので、追加で掲載いたします。
「ほかの読者のかたが言うように、いい眠りに繋がるのはいいなと思って、布団に入って読むこと2回、すぐに寝入ってしまった」
「はじめは不思議な話だな……くらいの感覚で読んでいたけれど、どんどん深いところへ引き込まれた」
「もし、自分がこの先、病気になって心細くなったとしたら、きっとこの本を手元に置いて『癒される』だろうなと思う」
「とくに、蟹が自分のご主人のことを、好きでいつでも幸福を祈っているんだ、というところ。そうなんだ、と思うだけでも、まったく心の持ち様が違うと思う。蟹のことを恨んで過ごすのは辛いと思うから」
「この本の大きさはこうでなくちゃという感じ。薄さもちょうどいい」
(2021年3月21日追記
あなたはもっと許されていい、
あなたは何も証明しようとしなくていい。
心のそばにおいてほしい本です。
くまざわ書店グランデュオ蒲田店 店長 飯田正人
自粛中、家の中で、庭で、ぼんやり考えていたことの答えを言葉にしていただいたよう。
かちかちになっていた心を優しく解きほぐしてくれました。
コトリンゴ (音楽家)
「声」を聞けるとはどういうことか。
言葉や意味の奔流の中で、「声」はいつもかき消され、届け先に行き着かない。
本書の読者は、震えるような足取りで「声」が湧き出る源泉へ降りてゆく、ひとつの孤独な精神に出会うことになるだろう。
平川克美(文筆家・隣町珈琲)
僕が15才の春だったろうか。
父は短冊に墨で『自然と共に歩め』と書き、
多くを語らず僕の机の前に張った。
古本癒しであった父が透明になる前のこと。
関口直人(昔日の客)
ここにいなくなったあとの余白で、
つなぎとめたい想いと離れてゆく寂寞を
すみずみまで味わっていたい
花本武(今野書店)
自分だけでなく誰かの苦しみや寂しさに、そっと寄り添うこと。
ひとはそんなときに「再生」するのかもしれない、と真に思う物語でした。
加賀谷敦(あんず文庫)