見出し画像

2021.11.23 柳家さん喬の会@向じま墨亭

演目 ※敬称略
宮戸川(上)〜笠碁 仲入り 柳田格之進  柳家さん喬

コロナ禍ですが、今年もさん喬師匠が向じま墨亭での
落語会開催していただけました。兎に角頭を空っぽにして目の前のさん喬師匠を愛でる贅沢な時間と空間。時折小さく聞こえる瀧口先生とさん喬師匠の会話すら耳をタンボ状態にしなくても聞こえる。《向じま墨亭》小さな地域寄席です。不便なエリアだと思います。(元地元民ですから、誰よりわかってます) そんなことすら微塵も感じない時間を毎回味わう事ができるんです。個人的見解ですが、都心で交通の便が良く、フカフカの椅子の高〜い🎫の落語会が全てじゃないはず。そこでしか体感できない時間、その主催者と演者だから通いたい。そんな地域寄席が私は大好きです。                           
おっと、本題に戻ります。【碁将棋に凝ると親の死に目に会えない】のまくら。一瞬【六尺棒】かと思いきや…まさかの【宮戸川(上)】まさかまさかまさか【宮戸川ループ】です。10/26末広亭 夜席で左龍師匠と喬太郎師匠で【宮戸川】リレー※(上)左龍師、(下)喬太郎師 10/31須賀神社にて【宮戸川】リレー※(上)小平太師、(下)喬志郎師 11/11㐂三郎師匠で宮戸川(上)からの本日さん喬師匠で宮戸川(上)もう奇跡でしょ。こんな短期間に、ご一門内でリレー×2、師弟で(上)×2 もう満腹です。有り難い限り。宮戸川(上) 雷で半七とお花がのサゲからの笠碁が始まったんです。ご隠居さんが碁を打ちながら、「聞いたか? 半坊とお花坊がいい仲になったんだって」もう👀が点です。違和感なく、普通に。当たり前にまんま《笠碁》INしました。ビックリする間すらなく「あら〜、さん喬師匠ったら〜」です。久しぶりの「猫ババア」やっぱりさん喬師匠はこれじゃなきゃ。仲入り後、「なんにしよかなぁ〜」からのまくら。詳細は控えますが、噺についてのさん喬師匠のお考え。うんうん。と思う部分とグサッと刺さる言葉がありました。※誤解がないようにしたいのですが、決してネガティブな事が刺さったんじゃありませんので。《本寸法》や《古典》を継承し、守る事は大事。でも100年先も《落語》を含む《演芸》が残っていくためには、変わっていくことも大切なんだと…。「長くなるけど、…柳田格之進演ります」コロナ禍になってマスクしてると、ギャン泣きしても、鼻水と涙が隠せるんです。さん喬師匠で初【柳田格之進】ものの10分たらずでウルウルしはじめてしまい、残りは涙と鼻水のWキャスト状態。やっぱり凄いや。余計な言葉は使いたくない。柳家さん喬師匠が大好きです。終演後にお一人で着物畳んだり、着替えで忙しいのにさん喬師匠にお願いおば。瀧口先生監修のU-CAN【東京落語会傑作選】の【どこでも落語ハンドブック】さん喬師匠のインタビューページにサインを頂きました。「今日筆ないんだよ〜」「頂けるだけで十分です!」筆じゃないからと【千社札】を2枚賜る。瀧口先生サインにも【墨亭】の千社札賜る。またギャン泣きするおバカさん  。゚(゚´Д`゚)゚。  これを記しながら、今宵のさん喬師匠の声がまだ耳に残ってます。そうそう、墨亭の髙座20cm高くなったんです。誰も直ぐにわからなかったそうな。私直ぐにわかました。ちなみに踏台もおNEWでございました。※新旧髙座の写真はTwitterにアップしてあります。ご興味あればご参照ください。

たったいままでさん喬師匠がいらした髙座