敬愛して止まない上方師匠のこと
たまたまこんなツイートをお見かけしたので
桂ざこばマニアとしては、黙っていられなくて、背筋ピーン!させながら、いつも以上にかなり緊張しながら記させて頂きます
<(_ _)>
私がYou Tubeパトした限り、You Tubeに桂ざこば師匠の一文笛はアップされていません。
「残念ながら」とは口が裂けても言いたくはありません。あの髙座の熱量や間合いはやっぱりライブだからこそだと思っているアナログ人間。💿や映像は好きじゃないので、必要最低限しか持っていません。悪疫で落語会が無くなった際には、配信やYou Tubeや各種音源には大変にお世話になりました <(_ _)>
桂ざこば師匠は、敬愛して止まない上方で一番大好きな師匠です。初めて江戸でざこば師匠を拝聴したのは、2013.11 桂文之助師匠の襲名披露興行で渋谷区大和田ホール。一文笛も大好きな演目ですが、ざこば師匠の蜆売りは唯一無二の噺です。他の方でも拝聴はしていますが、何故か身体の中に染み込んでいかない。ざこば師匠は、下駄を揃える仕草、鯖寿司を頬張りながらお茶を飲む…ひとつ、ひとつの言葉に何度も何度も泣いていました。落語自体に感動して泣かされたではなく、気づいたら涙が止まらなくなっている。初めての経験でした。ざこば師匠の落語は、お人柄がまんま溢れているんです。飾らない桂ざこばのそのまま言葉たちが、冬の小雪舞う街角や子供たちが集まる駄菓子屋の前に自分もいさせて貰えるんです。まだまだ落語の【ら】の字も知らない初心者の頃です。ぶっきらぼうでむき出しの言葉でざこば師匠は、客席へ語りかけてくださる姿勢に雷が落ちた様な衝撃を受けました。なかなか東京へお越し頂けないざこば師匠。ならばと何度も上方へ伺わせて頂きました。お誕生日のサンケイブリーゼホール、お正月興行の繁昌亭、動楽亭、新神戸オリエンタル劇場…貧乏神、肝つぶし、強情灸、厩火事、へっつい幽霊、遊山船…どれもこれも自分にとっては宝物であり、財産になっています。2017年にご病気になられてた際も諦めていた、新神戸オリエンタル劇場に一時退院してご挨拶に上がられると知り、飛んで行きました。悪疫のせいで、2020.2 大阪松竹座以来遠征出来ない状況になっています。別に罰則がある訳でも、お国から出禁発布されてる訳じゃないから行けないより、行かない。江戸者がバイ菌持ち込んでご迷惑おかけする訳にゃいかない。検査を何度もして潜り込もうと試みましたが、自分自身の入院騒動もあり、ツレから終息までの出禁発布され、泣きの待機状態。もう丸3年。計画しては中止をあと何回繰り返したらいいんでしょうか… 黄金週間週間期待してたんですが、海外からの観光客も増えているし、人だらけの波を掻き分けて行く勇気が… 。゚(゚´Д`゚)゚。
引越し終わったら、日帰りくらいから、ちょっとづつ増やしていく計画中。ただ、行ったら帰りたくなくなる可能性がかなり高いので
そっちの方が怖いです。
久しぶりに大きく取り上げて頂いた記事を読んで泣きました 。゚(゚´Д`゚)゚。
本当に本当に優しい師匠なんです。語り出したら、止まらなくて、新幹線に、飛び乗る危険性があるから今回はこの辺で失礼します。