
保育士が知っておいたほうがいいこと。
高校生ぐらいから足首が浮腫むことがよくありました。っていうぐらい代謝が悪いようです。
そのため、お風呂上がりのストレッチを30分近くやることが、2年前ぐらいから日課になってきました。ここ最近は1時間近くやる日も増えてきました。主に肩甲骨周りと背骨、脚なんかです。
すると、就寝中に恐ろしいほど下半身に汗をかき、起きてしまうことがあります。
果たして、これはストレッチが原因で代謝が良くなったのか…にしても大量の汗をかいています。冬用の布団のせいかもしれません。
そんな下半身汗だく男が考える保育士が知っておいた方がいいことを書きたいと思います。
お金の流れを知る
見出しのまんまですが、私たち保育士の給与ってどこからどのようにもらってるんだろう?保育園の運営ってどうなってんだろう?予算って?などのお金の流れです。
働き手自身が、自分はどのような価値を生み出して、それによってどれぐらいの対価を得ているのだろう?という感覚を持っていない保育士が多いような気がしています。
入職してしまえば、給与がもらえる。勤めていれば昇給していく。
というような感覚だと思います。
経験年数が長いベテラン=仕事ができて質の高い保育をしている
という価値観でお金が職員に回る仕組みです。(職員の平均経験年数が収入を左右する)
このことにはかなり疑問視しているので、別の機会に書きます。
話を戻します。
そもそもどこからどのようにお金がきて自分たちの手元に来ているのか?自分たちのサービスがどれくらいの価値があると世の中から評価されているのか?を知らずに、「給与が安い」「給与をあげろ!」と言っているような気がします。
サービスとしての価値は、サービスを受ける側の価値が相場になってくるんじゃないかなと思っています。「これぐらいのものなの?高くない?」とか。
保育士の場合は、保育士としての専門性が世間に知られていない、または認められていないんでそれを知らずに、ただただ価値があるんだ!あげろ!と言っても上がりません。
保育業界では価値を生んでいるということが見えづらく、感じにくいので仕方ない部分かもしれません。
が、結果としてお金が発生していることがわかる補助金があるので、それは保育士は知っていたほうがいいかなーと。
今実際に職員に説明しているのが…(東京都補助金ですが)
・実習生受け入れ
・インターンシップ生受け入れ
・子育てサロン、保育所体験実施(地域の子育て家庭)
この3つは、「価値を生んで、その対価としてお金をもらう」といことがわかりやすい事業だと思います。
東京都だと上記3つに関して、受け入れた人数で補助額が変動し、上記3つを最大受入した場合300万近くの補助額となります。
かなり大きいです。
さらにこの事業は「お金がもらえてやったー」というだけじゃなく、質の高い対応をすればかなりメリットありです。
園に直接的なメリット
○実習生受け入れ
・実習生が就職先として選んでくれる
・広告費がかからない
・スタッフ確保ができ、人手不足解消の一つになる
・就職前から雇用する側される側双方で知っている
○インターンシップ生受け入れ
・アルバイト希望の学生が確保できる
○子育てサロン・保育所体験の受け入れ
・園の雰囲気を知ってもらい、もし入園した時には、双方の関係性が構築しやすい
・園の理念や方針と保護者の子育て感にズレが生じにくい
間接的なメリット
・保育士って楽しい!」と思ってもらうことで、保育士不足解消の一手となる
・乳幼児期の保育の大事さを知ってもらうことで、将来家庭を持ったときの子育て力が上がる
まだまだメリットはありますが、ざっとあげただけでもこれぐらいあります。
このように、自分たちが日頃行っている業務の価値を考えてみるのもいいかなーと思います。
保育士は自分たちの価値を評価すべきところを過小評価し、評価すべきでないところを過大評価しているように思います(例えば、一意見ですが、持ち帰り残業してるんだ!とか、行事の準備が大変だ!とかは評価すべきでないことかなーと思ったりします…)
専門性についてももっと深掘りして考えてもいいかもなーとも思います。
その一つとして、「お金の流れを知る」はいいのかもと思いました。