訳
アナグラム詩
46文字いろは歌
恋歌連歌全7作品
壱『廻』~ 輪廻
弐『月』~ 月夜
参『重』~ 八重
肆『嘘』~ 夜半
伍『魂』~ 魂緒
睦『徨』~ 彷徨
漆『炎』~ 我炎
全文を訳してみました。
ほんのり、、ではなく。
読んでみたいあなたは
スクロールしてみて下さいませ。
では、、
いいですか、、
タイトルから
原文へ行けます
戻っても、
進んでも、、
ではでは、、
いきますよ、、、
↓↓↓
今日も山向こうに住むあなたへ
逢うことができない辛さに
この命が朽ちて転生しても
やはりあなたを感じられる
愛しい世に生まれ変わりたいと
夢を馳せています
出逢うことがなかったのなら
胸をさらわれることはなかったのに
月夜を一緒に見ることも出来ず
あなたが薫る夢色ばかりを
わたしの中だけで想っています
越えることのない山の麓で、、
夜更け、星が舞う紺碧の空
見上げた月は泪で揺れている
生まれ変わることすら果たせない
幾重にも重ねてひとつになりたい
人目を忍ぶ かなしい(愛しい)恋の道
※かなしい=愛しいを意とする
夜中の月を一緒に見ること
いけないことだとわかってはいても
恋しい人の腕まくらに
どうかこの想いが
夢開きますようにと願い泪する
たとえ散ってしまったとしても
決して忘れることはありません
恋しい人に触れたなら
わたしの命さえも愛おしい、、
偶然出逢った縁も
たったひとつに映る
この熱は冷めることなく
わたしの奥へと満ちてゆく
夜がまだ明けていない
一時の彩り
胸には溢れる泪
この先もきっと彷徨い
想い馳せるでしょう
決して忘れることなどありません
耐え忍び生きてゆきます
空の月(満月)を見て
ずいぶん逢っていないと
夢を見るほどに
これで良いと決めたはずなのに
胸の中は迷い路に、、
決して消すことなどできない炎
闇へと馳せてしまう自分がいる
あなたに、、逢いたいのです
※一輪=満月を意とする
全文を訳してみると、、
『アナグラム詩 いろは歌』であることを
忘れてしまうほどの"恋歌"になっていました。
愛しい人を想う気持ちを
言葉に置きかえ詩(うた)にして詠む。
そんな千年も昔の歌人たちの気持ちになれた
とっても素敵な"平安歌人"体験でした。
この先は、、
ありがとう
みえるさん企画 アナグラム詩へのお誘いは続く