東京農業が誰かの"サードプレイス"になるかもしれない「とうきょう援農ボランティア」
あなたの「サードプレイス」、つまり自宅でもなく仕事場でもない、あなたが心地よさ感じる"第三の場所"はどこですか?
もしかしたらあなたのサードプレイスは、東京の畑になる未来が来るかもしれません。
「農作業ボランティア」という選択肢
こんにちは、地域と農業のデザイナーコトリコ江藤です。私は2007年から地域農業のお手伝いをしてきました。
その際、マッチングサイトやボランティア先紹介センターなど複数のサービスを使ってきましたが、これまで見た中でもわかりやすく使いやすそうなWEBサービス「とうきょう援農ボランティア」を見つけたので読み解いてみました。
このサービスは以下のような人には打ってつけだと思います。
☑︎東京都内で農作業ボランティアしてみたい
☑︎生産者さんのサポートをしてみたい
☑︎短い時間でやってみたい
☑︎検索から申込まで、スマホ完結したい
☑︎サービス提供元がしっかりしているサービスを使いたい
☑︎東京農業を応援したい
「とうきょう援農ボランティア」サイトでシュミレーションしてみました
実際に、自分が行くんだったら…とサイト内で農園さんを探してみました。
ここが便利!
◎とにかく検索しやすい
◎知りたい情報がちゃんと掲載されてる
この2点がとても良かったです。
・いつ
・どこで
・どんな人と
・どんな作業を
・どんな場所で
はもちろん、
さらには地味に超大事な
・駐車の可・不可
・トイレの有無
・更衣室の有無
なども記載されています。
これまで情報が少なくボランティアを躊躇していた人も多いのではないでしょうか。これらの情報は本当に助かるものです。
登録農園さんも各地に少しずつ増えているようなので、日替わり、週替わりなどでいろいろな場所に行ける楽しみをつくりだせそうです。
カンタン!検索方法
・トップページから「ボランティア募集情報」タップ
・「場所」か「日付」かどちらかをタップ
・農園の写真が大きく表示されるので、農園さんの募集内容を確認
行ってみたい農園が決まったら、農園ページ内の日時を選択して「応募する」をタップしてください。(会員登録とログイン後に応募できます)
援農ボランティアってどんな感じ?
公式動画がとてもわかりやすいのでご覧ください。
なぜ東京に農ボランティアが必要なの?
例に漏れず、東京も高齢化や人手不足が深刻な問題として取り上げられています。それに追い打ちをかけるように、”東京に畑がある”と知っている人は本当にまだまだ少ない印象です。そう、地方より人口が多いのに東京は農の”関係人口”が少ないのです。
でも東京農業の関係人口不足は、単に認知不足だけではなさそうです。
東京は地方より畑がとても小さいので、地方のように作業の効率化がなかなか難しいとされています。そのため、地方が行なっている従業員採用や最近注目されている農福連携、外国人労働者の受け入れなども、東京ではとても難しいようです。
だから東京都は、まずはボランティアや副業で生活者に関わってもらおうとしています。
2023年3月に掲げた東京農業の9年計画「東京都農業振興プラン」の中でも、支え手確保の強化が明記されています(詳しくはこちら↓に書きましたのでよろしければご覧ください)。
私のアクション!
人生を変えた、農作業のお手伝い
農作業のお手伝いは、私の固定概念をひっくり返してくれました。
私は2007年から、たびたび生産者さんのお手伝いをしてきました。そのたびに「自分の食べてるものはこうできてるのかーーー!!!」と、”食べる”だけではわからない”つくる”の現実に、目から鱗が落ちまくりました。
当時想像していた生産者像は”ほんわか”でしたが、とんでもない。人間的であり、動物的でもあり、頭脳派・戦略家で、とてもクリエイティブなお仕事だったんです(でもなぜか、それをご自覚されていない方がほとんどかも?)。
自分の命と街の景色が、
どんな方々によってつくられ支えられてるか。
農作業のお手伝いは、
それらを直に知れる体験でした。
シビれました。
(おまけ)私の農作業お手伝い経験
私の農業のお手伝い経験は以下のような感じです(一部)。
ズブの素人でも、教えてもらえてればできる作業がたくさんありました。
※以下は「とうきょう援農ボランティア」を活用したものではありません。素人が体験したことのある農作業活動として、ご参考となれば幸いです。
経験させていただいた皆様、本当にありがとうございました!
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それではまた。
”小さな虜”を日常に増やす
農と地域のデザイナー、コトリコ江藤でした。