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私が洋服を買う時に気をつけていること👕👚

エシカルとは「エシカル(ethical)」は、「倫理的な」という意味の英単語です。

「倫理的な」という意味だけでは少し漠然としていますが、「エシカル消費」「エシカル商品」は、地球環境や、人、社会に対して配慮されたものを購入・消費したり、またそのような商品のことを指します。
エバーグリーン・マーケティング株式会社
『エシカルとはどういう意味?言葉の定義や事例をご紹介』https://www.egmkt.co.jp/column/consumer/20210830_EG_172.html


【エシカルな買い物とは】

皆さんはお洋服を買うとき、何を見ていますか?
デザイン、色、値段、素材、などなど色々あると思います。選ぶ基準において多くの人が『値段』を見て決めている方が多いのではないでしょうか?

私も今まではそうでした。安くて可愛い服をいっぱい買って、周りにお洒落だと思われたい!と頻繁に洋服を買い足していました。

末吉里花さん著     はじめてのエシカル

しかし、末吉里花さん著『はじめてのエシカル』
を読んでから考え方が大きく変わりました。

ファッション業界を動かすきっかけとなった
2013年4月24日に起きた『ラナプラザの悲劇』
縫製工場が入っていたバングラデシュにあるラナプラザという8階建てのビルが崩落し、1130名以上が犠牲となり、負傷者は2500人以上でた悲しい大きな事故です。

もともと5階建てのビルだったにも関わらず、違法に8階まで建て増しされ、倒壊する危険性も指摘されていました。事故が起きる前日には、ビルに大きな亀裂が発見され、建物の使用を辞めるよう警告があったそうです。

このビル工場で働く多くは若い女性で、彼女たちは出社を拒んだそうです。しかしそれは許されなかった、、。



ここで皆さんは何を思いますか?
危ないなら休めばいいのに!
なんで行ったの?




私たちならこのように考えるでしょう。
しかし、休んでしまった場合賃金がもらえず、酷い場合には職を失う可能性があります。生活していくためには出社せざるを得なかった、、。

働く女性たちは10代〜20代
一日の労働時間は14時間にものぼる。
対して時給は10〜12セント、日本円にして5000円ほどだったそうです。

この事故が起きた縫製工場では私達もよく知る欧米資本の大手企業の洋服が作られていたそうです。

「ラナプラザの悲劇」以外にも、発展途上国で栽培されているコットン栽培の地で、識字力がない人々が農薬の扱い方を知らないまま使用し、環境だけでなく人間に対しても悪影響がでており、平均寿命が短くなるなど悲しい現状があります。


この事実を知ってから、私は洋服を買おうとする度に
タグをみて製造されている国や服に使われている素材など敏感に確かめたり、エシカルなブランドを念入りに調べたりするようになりました。

でも正直すごく疲れてしまいました。
製造国だけで判断することは難しいですし、エシカルなブランドを調べても欲しい洋服のデザインでなければ購入する気にはなれず、、エシカルを意識しすぎて洋服を1着買うにも長い時間をかけてしまい、それだけでヘトヘトになってしまっていました。 

その時私は『これが本当にエシカルなのか』
を考えました。

私は好きな服を楽しく堂々と着たい。でも、人々の涙でできた洋服を着るのは嫌だ。そこで私は、洋服を選ぶうえで自分なりの『ルール』を決めました。それは、、


1.この先ずっと大切にできるか
2.この先ずっと沢山着られるか

瞬間的にこれ可愛いし安いし買っちゃえ!と衝動的に買い物をするのではなく、この服はこの先ずっと大切にしたい!と心から思えるかどうか、そしてこの先も沢山着られるかどうかを自問自答し、よく考えた後に洋服を買うようにしています。

安っぽい生地ですぐにダメになって捨てなくちゃいけないもの、流行に囚われてすぐに飽きてしまわないものを考えた時、この2つのルールを意識して普段から買い物をするようになりました。楽しくお買い物をすることも、作っている人のことを考えるのもどちらも大切だからこそ、自分と約束をして買い物をするようになりました。

こんな考え方の消費も『エシカル』だと思っています。エシカルは意外と簡単に取り組むことができます。

コンビニでカトラリーや袋を断ってみたり、
友達へのギフトにオーガニック素材のものを選んでみたり、普段からタンブラーやエコバックを持ち歩いてみたり、こんな風に生活の一部に少しずつ『エシカル』を取り入れることが出来たら素敵だと思いませんか🍀


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