HOOD

人生始まって20年が経ち今ここに立つ。

生まれてずっとプラスで続いてきて、今初めて

現状維持かマイナスかの窮地に立つ。

物心ついた時から音楽に触れて育ってきて、

多分一般的に見るとすごい過保護な家庭に

生まれて、甘えて育って、欲しいものは全て手に入れ

自分のものは奪われることは大嫌いで、

強くもないのに強がって、自分が一番大人だって思い込んでた。

周りに恵まれているのに気づかずに。

キラキラしていないのにキラキラを身に纏って、

カッコつけてた。

自分に似ている人が鏡のように放った言葉。

『俺に弱音は似合わない。』

あまり治安のいい街とは言えない二つの地元で育った。

後ろから首を絞めて嘔吐した奴はまだ友達。

あの時夢見た景色はまだまだ物にはできてないが

あの時よりは少し近づくことができただろうか。

いつでも周りは追い風なはずなのに、

自分で足枷つけていつも向かい風。

歳をとるごとに守りたいものが増えた。

別に悪いことがしたいわけじゃない。

見た目で判断されて流されてきたが、

憧れを見て思った。悪ぶらずにそのままで。

好きのことを好きなように。

自分に約束するよ。

吐かねえよ二度と弱音は。

儚い夢はもう捨てた。

SOUMA

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