24時24分。
君とわたしどっちが変わったのかな。
うつむきわたしに君はそう尋ねる。
多分変わったのは自分自身だ。そう感じた。
君の機嫌を損ねない代わりに自分の機嫌を損ねた
君の嫌味を聞きたくないから自分が嫌味を言った
君の口から別れを告げないよう自分から今
別れを告げた。
いつの間にか君の口から何も聞かせないように
演じていた偽の自分が本当の自分になってた。
1日前、君の匂いがわたしの前から消えた。
2週間前、わたしは君に別れを告げた。
3ヶ月前、徐々に会わなくなった。
4年前、わたしは君と出会ってしまった。
24時24分。
あったはずの幸せな道はひとつ砂となって
消えていった。
ヒントなんかなかったし、答えも見つからない
わたしの恋なんて世界からはちっぽけなもの。
多分何個かドアがあってその先には○とか✕とか
書かれてあってわたしたちは✕のドアを一緒に
開けてしまったんだろうね。
もうわたしの人生には関わらないでください。
きっと交わらないことを願って。
24時27分。
この時に生きるわたしより。