「1年目」
私たちは世界が終わるまでに6年間を
振り返るため6日間を使うことに決めた2人。
1年間を振り返るために1日を使って
世界が終わる1週間で周りきるというものだ。
私たちは学校に向かった。
君とは同じクラスだった。いつも少しだるそうに
座っている君の横顔に気づけば少し惹かれてた。
ある日、放課後忘れ物に気づき教室へ戻った。
そこにはいつものように机に全体重を預けて
くつろぐ君がいた。
忘れ物だけ取って帰ろう。そう思い、手に取り
振り返ろうとした時足が滑り壮大にこけた。
すごく恥ずかしくなって出ようとした時、
君がすごく大きな声で笑った。私も笑った。
その日初対面とは思えないほど爆笑しながら
帰った帰り道を君は覚えているだろうか。
最近冷たくなった君にはもうない記憶かもね。
でも、これだけは言い切れることがある。
あの日私は貴方に惚れた。