2日目

君と次の年花火を見た場所にやってきた。

あの時のことはしっかりと覚えている。

浴衣を着た君がすごく綺麗だったこと。

花火を見る君がすごく美しかったこと。

でも、もうこんなこと今になって

口に出すことは出来ない。

2人とも照れてまともに話せず、

切り出した言葉は

来年も花火一緒に見ようねという少し告白

混じりの言葉だった。

あの時の君の嬉しそうな顔には負けた。

でも、あれ以来花火は見に行っていない。

まぁそれも全部僕のせいだ。

あの時の当たり前を取り戻せればいいなと

心の底から願った。

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