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あたしの人生はこれまでDIYだったが…

ソネジュンコさんのライフスタイル、あたしのような粗雑な人間にはマネできないけれど、ひとつふたつやってみようかなということがあった。

71歳、団地住まい 毎朝、起きるのが楽しい「ひとり暮らし」』は、お嬢様育ちの女性が離婚してシングルマザーになって、家でも仕事でも苦労をして、でも持ち前の前向きな性格と工夫力で人生を切り開いてきたという本です。

本書の前半は、なぜ今のライフスタイルに行き着いたか、背景となる半生を圧縮しています。中でも「我慢せずに」離婚したこと、「人を使う」よりも「一人で独立自営が性に合っている」というくだりに共感を覚えました。あたしも離婚したし、部下を持つのは無理だった。一人でやるのが好きなんですよね。ソネさんは整体師からボディワークの講師をして生き生きとしている。

ライフスタイル編では料理や部屋づくり、手作りやファッションまでたくさんユニークネスがある。とくに「手作りグラノーラ」に惹かれた。あたしの朝ごはんはオートミールにコーンフレーク、小腹が空いたら日清フルグラなのでね。ユニクロの服の改造もナイス。

さて、本書はぱらぱらと読めるイマドキの編集です。半生の重さは軽く書かれています。それもいいんだけど「小ネタ」「わかりやすスギ」の本には正直辟易していて、何かを変えるために本を読むなら、ただヒントを得て忘れるのではなく、なぜそうしたいか?そうするべきか心を照らせと言いたいのです。

だめなわけを動画編集の話で説明したい。

ソネさんはボディワークを教える上で撮影編集をしたくなり、アドビのCreative Cloudを学んだ。あたしはPhotoshopもどきソフトさえうまく使えないのですが、数ヶ月前、Canvaの画像編集ソフトを短期使ってその威力に驚嘆しました。今、ちょうど動画をやろうかなと思っていたので、本家アドビの動画や画像編集アプリを、少しちゃんと学ぼうかと思いました。

この思い、あたしにしては超珍しい。

あたしの人生はこれまでDIYでした。参考書は買うがスクーリングはなし。勉強法の考案も勉強も自分。英語も診断士資格も他のこともたいていそうだった。ある程度できるようにはなるが、世の中の標準的体系的ではない。だから知識や専門性がイマイチ甘いところがある。

動画編集ソフトも無料ダウンロードしてセルフスタディ可能。それだと中途半端にならないか?編集物を人に見せるなら学んでもいいのではないか?と、あたしにしては殊勝なことを思ったのは、70歳近くでもちゃんと学ぶソネさんの影響力です。齢なんて忘れろ。死ぬその日まで生きているんだから。本とは小ネタではなく、人を変えるものですから。結局、セルフでやるかもしれんけど(笑)

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