返光
ずっと聴いてる。
初めて聴いた時、〈さめてもさめてもただ夢〉っていう言葉で最初から心を掴まれた。
この曲の中のお母さんはもう死んでしまっているのかなと思う。
現実に帰れなくて、大切な存在に触れない、ただ祈ることしかできない。想像するととても苦しい。
今年もこの花は綺麗だよって教えてくれるのはのこされた子どもたちで、お母さんを思って泣いている。それを遠くから見ているのかな。
Aメロの、
〈この何気ない時間を幸せと呼ぶんだよ
でも呼んだら壊れるから知ってるだけでいいの〉
〈きっと私が幸せと呼んだからアレがきたんだ〉が、知っている感情すぎて苦しい。
自分が幸せって認めた瞬間に今の状況が崩れてしまうような怖さが常にある。それを誰かに見せたら、さらに壊れそうだって思う。他人の嫉妬や負の感情はどんなきっかけで芽生えるか分からないし、すごい力がありそうで怖い。それは自分自身もそうだからであって、人間の、そんなこと思いたくないと思っていても湧いてくるような、コントロールできない感情は怖い。だから胸に秘めておく。秘めておくぞ、と思う。それでも言いたくなってしまうこれまたコントロールできない感情が湧いてくることもあって、人間ってめんどくさいな。あと、今まで傷つけてきた人がたくさんいて、そのことを思うと心から幸せだと思うことに罪悪感のようなものを抱くときもある。お前みたいな人間が幸せになれると思うなよって、言われてもおかしくない。普段は都合よく忘れているけれど、時々怖くなる。
終盤、
NE-TAXI、おやすみ泣き声、さよなら歌姫、鬼、イノチミジカシコイセヨオトメが思い浮かぶ歌詞が出てきて、なんでなのか本当にわからないけれど涙が出た。
こんな歌作れちゃうんだ。いつもいつも、いろんな種類のいい歌を作っていてすごい。元々好きな人が褒めても、はいはいって思われると思うけれど、でも、ほんとうにすごい人だって思う。
yamaさんの歌声と、表現力もとても素晴らしくて、繰り返し聴きたくなる(きいてる)。
映画館で聴きたいな。原作も気になる。
聴きながらスマホのメモに聞き取れた歌詞を書いたのだけど、正確な歌詞が読みたい。
尾崎さんの怒涛の楽曲提供ラッシュすごく嬉しいのに、クリープハイプの活動も欲している今日この頃。タク飲みと太チャン!が恋しい~~~ ライブに行ければなあ。10月まで遠いよー。
でも歌はいつもここにいてくれてありがたい。昨日は出会いから8年の日だったから青梅を聴いてた。いろいろあったなあ。私たちで合ってたかは分からないけど、出会ってたな、なんてしみじみ思ったりして。
なんてまた語り出しそうになっていて恥ずかしいから、おわり。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?