流れる月日と、なくならなかったもの。
高校のとき一番最初に仲良くなって、一緒に年を重ねてきた友だちに久しぶりに二人だけで会った。
年齢と中身が全然伴わないって話をしていて、その子が「この歳になっても心のどこかでまだ変わりたいと思ってる」って少し笑いながら言って、「わかるわかるよ、私もだよ」ってなって、気が付いたら「だから多分私クリープハイプが好きなんだよね」って言っていた。
どこに話持っていくねん!と今なら思う。けど本当に、気が付いたら言ってしまっていた。
その子はちょっと笑いながら聞いてくれた(いつもごめんね)。
この歳になっても、まだ変わりたいと思っている。
変わりたいけど、変われない。でも、諦めきれない。そんな繰り返しでここまできたし、きっとこれからもそうやって生きていくのだと思う。そんな私の人生に、きっとクリープハイプの音楽はなくちゃダメだった。良かった、出会えて(何百回目)。
今の私は今までの積み重ねでできていて、離れてしまった(自分からも相手からも)人もたくさんいて、気が付いたら片手で足りるほどの人しかもう周りにいなかったけれど、誰もいなくなったわけではない。
二人でそんな話もした。
本当に楽しくて、力が湧いてきて、すごく良い日だった。
高校生の頃の私を褒めたい。
おばあちゃんになっても、年齢と中身が伴わないって、一緒に笑っていられたらいいな。