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らしさを受け入れられる場所になれたら

こんにちは!8月からcotatsuの広報ライターとして関わっているもふみんです。

合同会社cotatsuの別名「パートナーシップカンパニー」にちなんで、“パートナーシップ”をテーマにお送りしているインタビュー連載企画!(第3回「いま目の前にいる人との関係性を大切に」はこちらから)
最終回となる第4回は、あんでぃさん、かおりさんが考える、パートナーシップと“らしさ”の関係性について伺うことで、合同会社cotatsuのありたい姿が見えてきました!


◇ ◇ ◇

一つにキュッとされるのが窮屈


ーお二人の関係性は程良い距離感だと思うんですけど、コミュニティって居心地が悪いなって思った経験があったりしたのでしょうか?

(かおりさん)
小さい時からの話になっちゃうんですけど、学校とか集団とかの居心地が悪いというか、みんな同じペースで同じようにっていうのがすごく苦手な子だったんですよね。それぞれのペースや個性って一つにまとめられないはずなのに一つにされる感じがすごく窮屈で。それぞれの個性を大事にしながら人と繋がることを大事にしたいし、そうじゃないと私たちも苦しくなるっていうのはあるかもしれないです。

ー良いパートナーシップを築くには個人個人が自分らしさをわかっていないと上手く関係性を作れないのかなと思うのですが、「らしさ」についてはどう思いますか?

(かおりさん)
作業療法士って精神科分野と身体分野があって、精神科分野で心理学とかを結構勉強してたんですね。その頃から人の心と身体の関係っていうのに興味があって、身体だけ良くなっても回復しない人っていて。でも心が元気になれば意外と身体も元気になったりとか。私は自分の心と身体の関係を考えることが多かったり、主人も以前自分を掘り下げるコーチングをやっていたりとか。お互いそういう時間を経てから出会ってるからこそ、お互いを尊重しようってことができたのかもしれないですね。人って自分とは全然違うよねっていうことが分かってきたからこそ気づけることはあるかもしれないです。

コミュニケーションで大事なことはらしさの肯定

ーあんでぃさんはどうですか?

(あんでぃさん)
中学生とか高校生の時に担任の先生や塾の先生から僕のテストの結果と志望校を照らし合わせた時に絶対無理だよって言われたりとか、大学生の時にも地域の大人の人たちと活動することをやっていて僕がああしたい、こうしたいと言った時に「いやいや、無理無理」って言われたりして。でも、大学卒業してから出会ったある人に「ぼく、こんなことやりたいです」「こんな夢があります」って言ったら、一言目に「いいね」って言われて。それがすごく衝撃的で。でもすごく嬉しくて。「いいね」ってたった3文字なのに、こんなに救われた気持ちになるんだって思って。その一言で救われた経験があったので、らしさの肯定というかその人らしさの部分に関して僕はまず「いいね」って言える人でありたいと思っていて。「いいね」から始まる人生があるし、「いいね」で変わる人生があるし、「いいね」からできることがあると思っているので。そこから人を肯定するっていうのはコミュニケーションするうえで絶対大事なことだと思います。

人との関わりでしか成功体験は得られない

(かおりさん)
自分らしさを探求して、こんな自分でも良いんだって思えた瞬間になんか全部許せるような気がしています。よく許したら良いんだって言われるけど、こんな自分もあるんだって知ってそれを受け入れるのが大変だったり、そんな自分認めたくないとか、すごくいろんな感情が出てくる。それを受け入れていくにあたってパートナーシップってすごく大事になってくると思っていて。
嫌だなって思っていることって人との関係性の中で生まれてくるものだったり、何かやっている中でこう思っちゃう自分が嫌だなって思ったりとか。自分一人じゃ生まれてこない感情だったりするんですけど、生まれてこないものを受け入れていくにはパートナーシップが必要で。人との関係性の中で、こうやって伝えれば大丈夫なんだとか、この人はこうやって受け止めてくれるんだとか、そういう成功体験を積み重ねていくことしか解決の道はないんじゃないかなと。
一時期本当に人との関わりが面倒臭くて、一人だったらそんなことも考えなくて良いし、目の前のことに没頭するだけで良い。それはそれで楽しいですけど、その先がないんですよね。人間関係における辛いな、悲しいな、楽しいなとかそういう感動はまったくなくて。夫婦で活動していく中で、怒ったりとか楽しんだりとか、そういうことがあった方が人生楽しいなって思うことも増えて、パートナーシップカンパニーって掲げるようになってきたのかなって思います。


ー普段の環境下だけではなかなか自分を受け止めてくれる人に会えない人もいます。そういう人たちにcotatsuのことを知ってもらいたいですね。

(かおりさん)
近くにそういう人がいなくても、今はオンラインとかでそういう人を見つけられる時代でもある。だからこそ、私たちも多くの人が見つけられて良かったなっていう場所になれたら良いなって思っています。



編集後記

インタビュー企画第一弾、パートナーシップ編はいかがでしたか?

私は、今回のインタビュー直後もまだ、パートナーシップと自分らしさがどう繋がるのか、正直ピンと来ていませんでした。
でもこうやってインタビューを編集していく中でようやく繋がった気がします。

パートナーシップを築くにはお互いのらしさを尊重することが大切で、自分らしさを発見したり受け入れたりするにはパートナーシップが必要で。

「自分らしく生きたい」。

そう思う人は多いはずなのにその一歩が踏み出せないのは、自分を許すことができなかったり、自分を受け入れるのに時間がかかったりするから。
今回のインタビューを通して、「こんな夫婦もいるんだ」、「こんな会社もあるんだ」と知ってくださり、皆さんの中でスッと心が軽くなったり、新たな発見があったりしたら嬉しいです。

次回連載企画は「道草したっていいじゃない」。
合同会社cotatsuの事業の一つ、カフェMICHIKUSAにまつわるあれこれを伺います!

これからもこたつのパートナーが増えていくのが楽しみですね。


ライター:もふみ

合同会社こたつHP

安藤かおりのTwitter

あんでぃのTwitter

カフェMICHIKUSAのInstagram


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