視座はキャリアの初期段階でいっきに上げたほうが良い
視座を上げるって何?って感じた方は良かったら記事を見ていってください。キャリアの初期段階でどこまでいっきに視座を上げられるかが将来の成功に繋がります。若手の方を話をしていて意外にピンと来ない方が多かったので記事にまとめてみました。
端的に言えば視座を上げるとは、物事を俯瞰的に捉えることで、ビジネスシーンでの意思決定や問題解決に役立ちます。制作現場に置き換えたとすると、アセット制作業務の担当者の上流工程の視点ということになります。リーダークラスであれば、プロジェクト全体の視点、プロジェクトリーダークラスであれば、更に経営や事業という視点を持つということになります。
クリエイティブの制作現場に少し特化させて、視座についてと、よい目標の設定についてをまとめてみました。
視座を上げることのメリット
制作業務で意思決定者からOKが出やすくなる
視座を上げてチーム全体像を把握すると、これによって、意思決定がスムーズに進むようになります。例えば制作業務において、目の前のタスクに集中することも大切ですが、特にゲーム開発ではそのアセットがどこでどう使われるものなのかを意識して制作することが重要です。少しだけでも視座を上げて、その単体アセットの仕様だけではなく、そのアセットや発生した源流や取り巻く要件に意識を向けて制作をすると意思決定者からすると「そうそう!分かってる!」となりやすいものです。
チームワークが向上する
視座を上げると、自分だけでなくチーム全体の状況やニーズが分かりやすくなります。チームの課題にみんな対処し協力することができるようになります。単体アセットを制作している担当者の方なら、担当セクションのお隣さんと雑談をしてみることをオススメします。例えばモデル製作チームに居るのならモーションチームやキャラクターデザインをしているチームと軽くでも接してみてください。必ず視野の広がる気づきがあると思います。また、例えばリーダクラスの方なら、いまセクションを超えたリーダー同士で抱えている課題などを定例で開示し共有してあげることで、否応がなくセクションを超えた課題を意識するようになるので、チームワークの向上に繋がります。
市場や業界の動向を把握しやすくなる
視座が高いと、自社だけでなく業界全体の動きを捉えることができますね。競合他社との差別化や新たなビジネスチャンスを見つけることができるようになります。日々の業務にただひたすら夢中になることも大切ですが、競合がどういうものを作っていて、何を仕込んでいるか、どういう新しい技術に取り組んでいるか、など目を向けていただきたいです。おのずと自分のスキルやチームスキルの業界での立ち位置、やりたいこと、チームが今後目指すべきビジョンなどが見えてきます。同業種以外にも、全く関係のない業種にも是非目を向けてみていただきたいです。事業という視点で別業種に目を向け始めると新しいビジネスチャンスや新しい出会いがあるので、一見自分に関係無いような展示会などに突撃してみたりすると新しい人脈や視点に出会えたりするものなのでオススメです。
視座を上げるために私自身も心がけていること
情報収集時はパーソナライズとカスタマイズやレコメンドを使い分ける
特にレコメンドに振り回されないように情報を拾えるように心がけています。Webメディアだけに限らず情報を拾う習慣を身につけると良いと感じています。Webメディアでも自分から拾いに行く癖を身につけるだけでも少し変わってくるので意識することをオススメします。SNSだけ見ていると、確実に視野が狭くなるので結構注意です。
メンターを見つけましょう
尊敬できるひとは居ますか?
経験豊富な先輩や上司にアドバイスをもらうことで、視座を上げることができます。素直に彼らの知識や経験から学び、自分の考え方を広げていきましょう。2年目3年目の方で「上司や先輩が尊敬できない」という方がたまに居るのですが、【視座が低い】か、または【そこに居てはいけない】です。
そういう方は会社に残るのなら視座を上げて超えていくか、事実として上司や先輩よりも優秀で学ぶことがなく尊敬が出来ないなら、新天地を探すことをオススメします。
チャレンジして自己反省を大切にする
自分の行動や考え方を振り返ることで、視座を上げることができます。失敗や成功から学び、自分を成長させることが大切ですよね。そのためににも色々経験をしないといけないので【まずは自分でやってみる】【チャレンジすること】が本当に大切だなとつくづく感じます。
まとめ
視座を上げることは、どのような業界や現場においても、成功するための重要なスキルですよね。特に20代にとっては、キャリアの初期段階でどこまでいっきに視座を上げられるかが将来の成功に繋がるように感じます。
ただし、視座だけ上げてもクリエイターとしてのスキルがついて来ないと視点がスカスカになるので、ぜひ慌てずに、視座を上げる習慣を身につけてみてくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
もしもこの記事がなにかの参考や少しでも考えるきっかけなれたら嬉しいです。
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