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目標設定の落とし穴と裏事情

目標設定について、先に知っておくとちょっと得をする、クリエイティブ業界の上司側からは直接は伝えずらい裏事情まとめました。

目標設定は難しいですよね。組織全体の目標に完全に合わせるべきか、それとも全く関係なく自分の目標を追求すべきか。私の答えはどちらもNGです。

重要なのは、自分が心から受け入れられる、ちょうど良いバランスを見つけることだと思っています。これは、自分と周囲が共にみんなが成果を上げるための必要なテクニックです。

プレイングマネージャーは組織にとって都合の良い言葉

プレイングマネージャーという言葉を聞いたことはありますか?

組織にとっては都合の良い役割ですが、個々のクリエイターにとっては注意が必要です。なぜなら、真のプレイングマネージャーになるには、部下を指導し、自分自身も成果を上げ、最新のテクニックを学び、プロジェクトを牽引し、利益に貢献するという多大なる責任があります。

それは一夜にして達成できるものではありませんし冷静に列挙すると、なかなかの無茶振りですよね。

プレイングマネージャーが必要な事情と、指名されたときの対応

組織の都合①
マネージャーとプレイヤーを分けるほど人手が足りない

対策:
プレイヤーとしての自分が抜けた穴はどうなるかを確認し自分で計画する。
実行不可能なら、無理なものは無理なので無理に引き受けない。


組織の都合②
専門職プレイヤーのマネジメントが分からず熟練者に頼るしかない

対策:
受け持つマネジメントの領域をしっかり可視化しておく。担当領域の抜けがあれば埋める計画を立てる。
領域の合意形成なく任されて潰れるケースが多いので要注意。

なぜならば理解が出来ていない状態で任命するので、多くの場合は専門職プレイヤーのほうが豊富な知見がある。自分自身を守るためにも自身を持つ。


組織の都合③
割り振る側の専門職の上位者もマネジメントスキルが不足していて、成長段階の設定をどうすれば良いかよく分かっていない。

対策:
組織内でマネジメントに長けているメンバーを探して協力を仰ぐ。
置かれている状況を周囲に伝えることは自分を守ることにも繋がります。

成長ステップが見えていないのなら、多くの場合が失敗します。


組織の都合④
クリエイティブの組織規模を大きくする為には、パーツアセット制作のみ     業務では収益性が低く、多くの場合はアウトソーシングが必須となる。
ただただアウトソーシング先を管理するメンバーがとにかく欲しい。

対策:
自分の価値観に照らし合わせ、クリエイターとしてどういう目的でキャリアを描いて行きたいかを明確に意識し、判断する。

組織にも目指すゴールがあるので、その目的や価値観に合わないのならそこに居てはいけません。


まとめ

もし、あなたが会社組織に属する方で社内で目標設定などをしていたとして、目的を言わされてはいないですか?

逆に目的を設定する側だとして、決意を言わせてはいないでしょうか?

また、特に属する組織が無いとして、世間の雰囲気に流され、思考停止した目的を自分の目的だと勘違いして掲げてしまってはいないでしょうか。

どれも辛く長続きしないので、少し意識を向けてみていただきたいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。この記事が、もしも何かの役に立てたり考えるきっかけになれたら、スキなどリアクションを気軽にいただけると嬉しいです!

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