2024/06/27(上-p.710)#48
帰りがけにふらっと書店へ寄る。新潮文庫の100冊フェアがはじまっており、冊子を手に入れる。冊子だけ取るのも泥棒みたいで気が引け、幾らか物色する。今年のプレミアムカヴァーは既に読んだり積んであったりなものが多く、これも毎年のことだが星新一『宇宙のあいさつ』と、今年の目玉、ガブリエル・ガルシア=マルケス(鼓直訳)『百年の孤独』を購入する。
子と手を繋ぎ歩いて帰る。さいきんはだんだん手を繋いでくれるようになって、歩ける距離も伸びている。家と園との中間あたりで、疲れたのかベビーカーに乗りたがる。ここまで歩けたのは上々の出来である。
帰って100冊の冊子をパラパラと眺める。ことしはまた一からあいうえお順に読んでいこうかなとおもっていて、初っ端はラブクラウト『アウトサイダー』。買ってくればよかった。
帰りの電車でトーマス・マン(高橋義孝訳)『魔の山(上)』(新潮文庫)了。吾らがハンス・カストルプ青年は謝肉祭で大いに羽目を外し、デカダンスの絶頂にある。底の底。ここからどうやって脱出するのだろうか。まだ下巻がまるまる残っている。長い。
X(旧Twitter)で流れてきたレシピを週末にでも作ろうかとおもっていたら、妻へ共有したところさっそく作ってくれる。焼いた夏野菜と豚肉をめんつゆと酢1:1に漬けて冷やし大根おろしをのせて食す。食欲なくてもモリモリ食べられる。美味。