乗り継ぎ17時間-もしかして"人生のターニング・ポイント"!?-@サイゴン
地域みらい留学生で、トビタテ! 留学Japanに採用されてこの夏休み「演劇探究留学」中のわが子・Kさん。
今回は単独渡航1日目、最初の乗り継ぎ地・ホーチミン・シティ(サイゴン)で思いもかけないできごとが起きた…というお話の続きをシェアします。
(前回の出発の様子はこちら)
早朝の空港の到着口には出待ちの人々…!?
「なんでこんなに人がいるの!?」
「タクシーの営業に取り囲まれてこわい!」
とベトナムへ入国したKさんからラインが…。
その頃、日本でベトナム観光に関するWebサイトやYouTube動画をみていて、「なるほど、本当にそうなんだ…」と今更ながらに知ったのでした。
外務省からもこんな注意が出ているんですね…
「タクシーに乗ってホテルへ」
「でも、どのタクシーが安全なのかわからない…」という悩みの中で、
到着前に予約したホテルに電話もメールもしましたが、
早朝のためか連絡が取れませんでした。
やっと電話がつながって「予約した」「これから向いたい」と伝えると、「違うホテル。ここには予約が入っていない」と。既にお金は払っていましたが、予約したホテルにはたどりつけそうにない気がしました。
そこで少し前にYouTubeでみかけた日系ホテル(Hotel Nikko Saigon)を思い出し、電話で相談しました。
早朝のため、日本人のスタッフはいませんでした。
「17歳の未成年、初めての単独渡航」
「ロンドンへのトランジットで、ベトナム滞在は残り12時間」
「空港送迎をお願いしたい」と英語で相談しました。
「公式ホームページから予約してください。リクエストもホームページから送ってください」と丁寧に対応してくれました。
予約後、すぐに空港へのお迎えの手配をしてくれました。
そしてコンシェルジュから連絡があり、合流でき、タクシーに乗せてもらいました。
Kさんはホテルに向かう道すがら、町の様子を写真で撮っていました。
コロナ禍を経て、久しぶりの海外。
それも単独渡航!
わくわくしながらホテルに無事到着。
…が、チェックインと支払いの時にトラブルが待っていました。
持っていたカードは使えず。
「払えない!?」
想像もしてなかった逆境におかれたKさんを、
日本人スタッフとベトナム人のコンシェルジュが、
私とラインで連絡をとってくれて、
日本から決済できる方法を探してくれました。無事決済完了!
そうしてKさんは眺めのよい素晴らしい部屋で9時間、ゆっくり休めました。
「優しい素敵な方々に出会えた」
チェックアウトをしてホテル発の空港リムジンタクシーに乗り、
タンソンニャット空港へ迎うKさんから、
「すごい体験をした」「優しい素敵な方々に出会えた」というLINEがきました。
海外で支払えるお金もなく、怖かった。そんな自分にホテルの人は事情を聴いてくれて、自分にとって最善の方法を模索してくれた。
Kさんはホスピタリティを感じ、コンシェルジュの課題解決力を間近にみて、自分が困ったことになってそれを解決してもらって、これまでの価値観も揺さぶられたようです。
もしかして、これはKさんの人生が変わった、ターニングポイントの日になるなのかも…?
次のフライトはイスタンブール空港へ。
27日土曜日の夜(日本時間)にロンドン・ヒースロー空港に到着します。
まだまだ旅話は続きます!