||:「気分はグルービー」を追いかけて:1小節目
「気分はグルービー」という漫画をご存知でしょうか?
週刊少年チャンピオン1981年52号から1984年22号まで
連載されたある地方の高校生バンドの物語です。
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連載当時自分は中学生でしたが親にエレキギターを
買ってもらい音楽に夢中になり始めた頃でした。
3つ年上の兄がバンドをやっていたせいもあって
この「気分はグルービー」をリアルタイムで
82~83年くらいの時に読んでいました。
しかし中3になると受験勉強の為漫画を読まなくなり
高校生になったら吹奏楽部にのめり込んだ為漫画の事は忘れ
連載終了を知らぬまま過ごす事になりましました。
そして大学生になって、今はもう存在しない蒲田の古本屋で
全巻セットを買った事がきっかけで
改めてファンになった次第です。
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単行本全巻持っているという事で満足をしていたのですが
何年か前からその単行本と
当時掲載された雑誌版との違いがあるのでは?
という興味をもち始めました。
そしてその思いが募り最近になって一念発起し、
行動に出ました。それは
1:あまりプレミアのついていない中古雑誌の中から
セレクトして購入する
2:買えないのは所蔵している図書館へ行き閲覧する
それらの結果を色々な話を交えて書いていきます。
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ネットで探した結果、記念すべき第1話が収録された
81年52号を入手することができました。
第1話あらすじ
ぼくらはいつもハッピー・フィーリング!!
ドラムを辞めようとしていた高1のケンジの演奏を偶然聴いた
ヒサコは自身のバンド:ピテカントロプスエレクトスに誘う。
母親に怒られるのを恐れ1度は誘いを断るケンジだが、
それを見透かしたヒサコの煽りによりケンジは
バンドに参加する。
単行本との違い
1、カラーページ(9ページ)
添付画像にあるように2色カラーページが存在します。
(単行本はモノクロですが
元はカラーであろうと推測できます)
2、加頁の存在
これは雑誌版を見て判明しましたが
単行本14ページが丸ごと雑誌版にはありませんでした。
雑誌では代わりに公告ページが挟まっています。
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連載から30数年経った作品ですが
音楽漫画を語ると必ずと言っていいほど登場する
この漫画について色々書いていきたいと思います。
※このコラムは2019年9月27日にフェイスブックにて公開した文章を転載したものです。