「気分はグルービー」を追いかけて:11小節目
「気分はグルービー」という漫画をご存知でしょうか?
週刊少年チャンピオン1981年52号から1984年22号まで
連載されたある地方の高校生バンドの物語です。
ここでは単行本と雑誌掲載版の違いや登場楽器、音楽やグッズなど
気が付いた事を書いていこうと思っています。
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まずは単行本第7巻と雑誌掲載版の違いから
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第61話 醜いなれ会い 雑誌:83年9号
第63話 Valentine Butterfly(後編) 雑誌:83年11号
第64話 嵐を呼ぶ女 雑誌:83年12号
この3冊は購入できました。
それら以外は国会図書館にて閲覧しました。
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P.5 ラブタイム・トリップ!!
P.41 WHITE KISS
各扉絵に(編集部?の)ポエムあり
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P.79 醜いなれ合い
カラー13ページ+白黒6ページ
画像1
P.119 Valentine Butterfly(後編)
フルカラー2ページ+白黒16ページ
画像2
P.137 嵐を呼ぶ女
フルカラー5ページ+白黒16ページ
画像3
画像1 カラーページこんなところです。
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楽器について
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表紙 画像4 スネアドラム
特定が難しく、スネア部品から推定すると
ドラムヘッド(皮)のロゴらしき部分
ラグと呼ばれる部分がTAMA製に似ています
画像5
シェル(胴体)に2本のライン入っているので
メタルシェルのはずですが(画像6)、
木目調の柄と色がついています。
それと、ストレーナ―と呼ばれる部品が描かれていません。
よってこのスネアはTAMA製をモチーフに簡略化&アレンジされた
イラストであるものと思われます。
※スネアのパーツ説明
画像7
https://naru-gakki.com/snare-partsofname/
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P.119 画像8 扉絵(画像2のモノクロ)
フェンダーのツインリバーブのコントロールパネル
その下、左下は鍵盤とギター(ストラトタイプ)を引用
画像9
フェンダー ツインリバーブ(ギターアンプ)
マスターボリューム付きのモデル
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P.177 画像10 扉絵
左上:フェンダー ベースアンプ:BASSMAN70 画像11
右上:TAMA ドラム 画像12
バスドラのヘッド記載から fibrestar Modelだと思われます
松原(大将):Ibanez(先述につき省略)
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P.178 画像13 ボンバーズのギタリスト
ヤマハSG(先述につき省略)
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次は気になったカット
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P.6 画像14 ウィスキー
J.W.Dant(ダント):バーボンウィスキー
何気にジャックダニエルより高価です。
画像15
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P.126 画像16 ポスター
「M★A★S★H」1970年のアメリカ映画
画像17
アラフィフの特撮好きからすると
バロムワンに出てきたユビゲルゲを彷彿させます
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P.142 画像19 部室
ジェフ・ベックのポスター
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P.143 画像20 部室
竹田和夫のLP「Sometime Blues」ジャケット
https://www.youtube.com/watch?v=Lg0CxUaU_SU
参考HP
https://www.discogs.com/.../Kazuo-Takeda.../release/8360828
P.180 画像22 部室
CHARのLPジャケット MoonChild(もう1枚は不明) とポスター
収録曲「からまわり」のライブ
https://www.youtube.com/watch?v=vIZPlWZwG7A
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次回は第8巻からです。
※このコラムは2019年11月9日にフェイスブックにて公開した文章を転載したものです。