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「 箔押し缶バッチ 『 余箔缶(よはくかん) 』 とは? 」

コスモテックの青木です。

今回は、デザイン会社ペーパーパレード と 箔押し印刷会社コスモテック でつくる箔押し缶バッチ 『 余箔缶(よはくかん) 』 をご紹介します。

ペーパーパレード
ホームページ : 
https://paperparade.tokyo/

ペーパーパレードの原点は 「 紙や印刷の可能性を探ること 」 にあります。
紙と印刷、このふたつの要素に新しい要素を組み合わせることで、さらに多くの可能性へとつながっていくと信じています。 産業構造の変化にともない、未来に引き継ぐことが難しくなってきている技術をすくいあげ、新しい可能性を見出し、未来につないでいきたい。

ペーパーパレード ホームページより

『 余箔缶(よはくかん) 』 とは?

色とりどりの箔押し缶バッチ 『 余箔缶 』
さまざまな模様が箔押しされている

ペーパーパレード より

役割を終えた紙製ショッパーから箔押し缶バッチを製作。
この缶バッチは一部が破れたりして使えなくなったショッパーを再利用。箔押しすることでショッパーが色鮮やかで煌びやかな缶バッチに生まれ変わりました。箔はコスモテックの余った箔材を使用。

使えなくなったもの・余ったものを廃棄するのではなく、新たな役割を持たせデザインしました。

「 もったいない 」 から生まれる

ペーパーパレードから、役割を終えたショッパーの紙とコスモテックの箔押し加工で余った箔材を掛け合わせて箔押し缶バッチを生み出したいという構想をお聞きしたのは 2022年の半ば頃のことでした。

コスモテックの箔押しの現場にある箔の端切れ


とある仕事でペーパーパレードがコスモテックの現場で箔押し加工の立ち会いをしていた時、「 箔押し加工で余った箔材の今後の行方について 」 興味深々に質問されたことが今でも忘れられません。

余った箔を保管している棚をお見せすると、
ペーパーパレード 「 うわわ! これらが箔材の余りなのですね! もったいない! どうにかして生かせないかなぁ~。 」 と一言。

それから数ヶ月後、まさかこのような箔押し缶バッチのアイデアが降ってくるとは…… その時は想像すらできておりませんでした。

極上のあら汁的 「 箔押し缶バッチ 」

越前和紙の損紙からつくられた色鮮やかなショッパー


実は今回、箔押し缶バッチ 『 余箔缶 』 に使用している紙は上の写真の紙製ショッパーなのです( ペーパーパレードによる別のプロジェクト )

これは越前和紙の会社 山伝製紙株式会社 の力をお借りして、越前和紙の技法のひとつ 「 ひっかけ 」 から生まれた損紙(※) をリメイクしてつくられたショッパーです。これらのショッパーは店舗のディスプレイとして使用されておりました。

※ 損紙はヤレ・ヤレ紙ともいわれ、印刷物の製造工程で発生する製品にならない紙のこと。

ちなみに越前和紙の山伝製紙株式会社は 2019年 に前田瑠璃(コスモテック)が工場見学でお世話になったこともございます。

『 余箔缶 』 に使用している箔材の余りは
箔らしさが伝わりやすいように金箔・銀箔をセレクト


越前和紙の損紙がショッパーに変わり、そして、店舗ディスプレイとして使われて角が潰れたり破れてしまったものをすべて回収し、それらをほぼ余すところなく 『 余箔缶 』 製作の材料として使いました。

そこにコスモテックで余った箔材が組み合わさることで、付加価値を加えたカラフルでかわいい箔押し缶バッチ 『 余箔缶 』 に生まれ変わったのです!

わくわく! うわさの箔押しガチャガチャ

お店に設置された箔押しガチャガチャ


このようにして生み出された箔押し缶バッチ 『 余箔缶 』 は、なんと横浜赤レンガ倉庫の下記のショップにて期間限定でお求めいただくことができます!

お店に設置された箔押しガチャガチャを回して、ぜひ 『 余箔缶 』 の実物をお手にとっていただけると嬉しいです。 どんなバッチが出てくるかは、ドキドキわくわくお楽しみです!


横浜赤レンガ倉庫 2号館 2階( 光の階段上がってすぐ左のエリア ) Sustainable Think. 店舗内 ※ 期間( 2024年6月までのPOP-UP展開予定 )

Sustainable Think.
サステナブルシンク [ ファッション雑貨 ]

サステナブルな商品を通じて、SDGsや地球環境について考え学ぶことのできるコンセプトストア。 考え学びながら 「 みんなに紹介したい 」 「 買って応援したい 」 「 好きな人にプレゼントしたい 」 と思える、社会や地球環境に配慮した商品を展開。

『 余箔缶 』 は発売開始後、大きな反響に応えて増産し、しかも下の写真の新しい柄の 『 余箔缶 』 を追加製作しました。

港町 横浜を彷彿させるイカリ柄の箔押しです。箔押し加工は1枚1枚の損紙に対して、箔押し職人が手加工で丁寧に仕上げております。

新たに仲間入りをしたイカリ柄の 『 余箔缶 』


横浜方面にお出かけの際は横浜赤レンガ倉庫 2号館、Sustainable Think. 店舗へぜひ足をお運びください。「 どんな色味の越前和紙で、何色の箔なのか、そしてどんな柄が出てくるのか…!? 」

ぜひ、お楽しみいただければと思います!

【 連絡先 】
ようこそ!行列のできる『箔押し印刷工房』へ
http://blog.livedoor.jp/cosmotech_no1/

有限会社コスモテック 青木政憲
〒174-0041 東京都板橋区舟渡2-3-9
TEL:03-5916-8360 / FAX:03-5916-8362

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