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【天界通信】vol.1『名乗るモノは信じるな』

私は、情報を送って来れられる方に名乗られた事が一度もない。
だから勝手に《いつもの方(ほう)》とか《上》とか呼んで区別していた。

《いつもの方》は文字通りいつも情報を降ろされる方、《上》は時々頭頂にパイプのようなモノを繋げて直に流し込んで来られる方。
私の情報源は主にそのふたつ。

《いつもの方》は会話形式でやり取りする事もあるので、理解できなければ質問するし、一字一句そのまま受け取らないと意味をなさない類のモノは、暗記できるまで何度でも聞き返す事もある。

《上》は流し込みが主で、私の主観で翻訳しなければならないようなら一度お返しする。
「ここは地球なので、地球で分かるように降ろして下さい」とお願いして戻す感じだ。

自分なりの呼び方で区別していたからあまり考えなかったのだけど、ある時ふと「そういえば、あちらは名乗らないなぁ」と思っていたら、『名乗るモノは信じるな』と声が掛かった。
それも《いつもの方》と《上》、両方から。

「我こそは◯◯の神なり〜っ!」とか罹って来られる方もいるようだけど?と尋ねると、《いつもの方》が『その名を付けたのは誰か?』との問いが。
あぁ、そうか。
人間ですね。
古事記などに記されている名は、人間がそう名づけて記していたんですね。

でもそれじゃ、情報を降ろされる《いつもの方》や《上》がなんなのか、分からず終いになりはしませんか?と伺うと
『逢えば分かる、触れれば分かる、それをどう捉えるかは自ら決められる』と。

はて、どうやって《いつもの方》や《上》と逢ったり触れたり出来るのか。
出来たとして、分かるのか。
どんな風なのか想像も出来なかったので、分かる時が来たらイイね、くらいの気持ちでいました。

実際に、分かってしまったその時までは。

《続く》



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