きれいな海と豊かな暮らしをつなげたい
※上部に掲載の写真は2023年12月に撮影したものです。
―どのような取り組みを行なったのでしょうか?
鵠沼海岸にてビーチクリーン活動を行い、
そこで回収した海ごみをアップサイクルして、
リノベーションマンションの建材として活用しました。
これはNPO法人 UMINARIとビーチクリーン活動を行い、
そこで回収した海洋プラスチックごみをTONKAN terraceに
プラスチックタイルにアップサイクルしていただくというものです。
そして、リノベーションマンションにて建材として活用し、
竣工後にお披露目会兼ビーチクリーンイベントを開催いたしました。
それをシリーズ化し、現在(2024年2月時点)2物件が完成済み、3物件目が
リノベーション工事中となっております。
―なぜ、この取り組みをしようと考えましたか?
もともと当社が湘南・鎌倉エリアで展開している
リノベーションマンションシリーズの「海プロジェクト」という
シリーズを展開していました。
私たちは湘南の海を愛する方々へ、
心地よい暮らしを提供しているはずが、
そこの海では私たち自身の日々の生活によって排出されたごみが
漂着している現実を知りました。
このままいくと2050年までに海洋プラスチックごみの総重量が魚の総重量を超えると言われているそうです。
それに加えて、当社の社員にUMINARIのメンバーが在籍しており、
リノベーションマンションと何とかコラボできないかと
模索していたことがきっかけです。
―この取り組みへの想いはどのようなものでしょうか?
「室内だけでなく、そこでの暮らしを良いものにしてほしい。
きれいな海と豊かな暮らしをつないでいきたい。」
そんな想いからこの取り組みが生まれました。
今回は海洋プラスチックごみをアップサイクルしたタイルを
リノベーションマンションの建材として、
日々の暮らしにとけ込ませています。
海洋問題と聞くと壮大なテーマに聞こえますが、
少しでも身近に感じてもらい、
お客さまにも“自分たちの手”で心地よいまちづくりをすることを
考えるきっかけになっていただければ嬉しいです。
—取り組んだ感想を教えてください。
私たちの捉え方ひとつで、廃棄物は生活を彩る資源へと
生まれ変わるのだなと実感することができました。
今回はアクセントタイルでしたが、収納の棚板やキッチンの天板など、
色んな可能性をこれからも探していきたいと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?