どこでもドアはまもなく実現する!?量子テレポートについて!
こんにちは!
テレポートにロマンを感じる、コスモ女子のユキです。
誰もが宇宙を旅する未来が、いよいよ現実味を帯びてきた昨今の科学技術。
地球上では想像もできないほど広大な宇宙ですが、物質や情報の有効な伝達方法として「量子テレポート」の研究が進んでいます。
テレポートというと、まさにSF物の代名詞という感じですよね。
ドラえもんのどこでもドア、孫悟空の瞬間移動・・・漫画やアニメの世界では当たり前のように行われているテレポートですが、実は現実世界でも既に現象が確認され、実験が行われていることはご存じでしょうか?
というわけで本日は、現代のテレポート技術について、筆を取ろうと思います!
現在のテレポート技術!量子テレポートとは
・・・と、大それた前置きをしたものの、現実で行われている量子テレポートはイメージするようないわゆる『ワープ』ではありません。
大まかに説明しますと、
特定の状態の量子同士は、お互いが『どんなに離れた場所』にあっても、量子①の状態がAなら量子②の状態もA、BならBというように状態が同じになる現象のことです。
どんなに離れた場所でも瞬時に、というのがミソになっています。
量子Aと量子Bの状態を観測しておき、Aの状態を意図的に変えることで、Bを見ている人に意志を伝えることができます。
量子1つだと大した情報を送ることは出来ないかもしれませんが、これが複数になると・・・?二進数や、もっと進むと画像を使った意思疎通もできるようになるかもしれませんね。
夢が広がります!!!
星と星を繋ぐ量子テレポートの可能性
1秒間で地球を約7周半する光は地球上では早く正確な情報伝達手段ですが、宇宙の広大さの前では途端にその強みは失われてしまいます。
例えば、近年積極的な探査で注目を集めている火星ですが、地球との距離は13光分あります。
地球から非常に近い火星ですら、光の速度で移動して地球から到達するまでに13分かかるということです。Eメールのやり取りならいいかもしれませんが、とても電話する気にはなれませんよね。
それに対して、量子テレポートなら一瞬で情報伝達することができるのは前述したとおりです。
どれだけ人類が宇宙に進出していっても、連絡手段がなくてはしょうがないですから、今後、間違いなく発展していく技術の1つと言えるでしょう!
今後の研究成果の発表が楽しみですね!
いわゆる瞬間移動技術も目と鼻の先!?
実は、量子テレポートの技術を用いて、量子よりはるかに大きい物体をテレポートさせる実験に成功している報告もあります。(リンク付き)
『巨視的物体の新たなテレポート方法の開発に成功』
こちらの報告にあるように、人間のような非常に複雑な量子状態の物体をテレポートさせるのはまだ困難とのことですが、この道の先にテレポート技術の実現が待っていると考えると壮大なロマンを感じずにはいられません!
人間のテレポート・・・生きているうちに経験してみたいものです!
コスモ女子ではこういった宇宙に関するちょっとした知識も発信していきます!
今後ともご覧いただけますと幸いです♪