東京発サンゴ部の意味
東京でサンゴを育てている中学の部活があるという記事がありました。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/217004/
玉川学園中学部・高等部(町田市)の理科の研究で自由選択できる「サンゴ研究部」があり、育てたサンゴを沖縄まで移植しに行っているそうです。
玉川学園は比較的近くなので驚きました!
2011年に小学部の理科の授業でサンゴの白化現象を取り上げたことがきっかけで、「自由研究生物部サンゴ班」と名付けた選択授業が誕生。
中学部1年の5人が年間を通してサンゴについて学んだ。夏には沖縄・石垣島の海で白化の実態を目の当たりにし「自分たちも何かできることはないか」と活動を模索。まずはサンゴを自分たちで育ててみることを決めた。
(記事抜粋)
サンゴの白骨化は温暖化の影響として、よく取り上げられる環境問題ですが、サンゴとはどんなものか実はよく知りませんでした。
サンゴの最大の特徴は、「褐虫藻 かっちゅうそう」と呼ばれる植物プランクトンを体内に共生させている点だそうです。
サンゴは、褐虫藻が光合成をして得るエネルギーを成長などに利用しているので、地球温暖化などの影響で海水温が上昇すると、サンゴの体内の褐虫藻がいなくなってしまい、サンゴの白い骨格が透けて見えるようになる。
これを「白化」と呼び、長く続くと、褐虫藻からエネルギーを受け取れなくなり、サンゴは死滅してしまうこともあるそうです。
(記事から抜粋)
恥ずかしながら、サンゴは白いものという、ひどく誤ったイメージしか持っていませんでした。
白いサンゴしか見たことがなかったせいですが、海から遠い場所に住んでいる人は、案外そう誤解している人もいるのではと、思っています。。
写真に写る生きたサンゴは、あまりにも海に同化していて目立たない存在にもみえました。
私のような曖昧なイメージを持つ人がいる限り、東京でサンゴに関心を持ったり、子どもの頃から接したりして発信していく意味があるのだなと感じました。
玉川学園で問題提起された先生も素晴らしく、それを考え継続する取り組みや生徒の意識の高さに心を動かされました。
「元気が良くてきれいに発光したサンゴを見ることがやりがいです」
という生徒さんの声がレポートされていました。
海の温度上昇についても、素人ながら考えたいと思いましたし、シュノーケル程度しかできないですが、いつか沖縄に見に行きたいという気持ちが芽生えました。