# 字書きがいいねでうきうき答える


上記タグ、画像↓をお借りした。
※筆者の主戦場は二次創作。

1. 気付いたら書いてしまっているシチュエーションは?

 ・早朝、眠る相手を置いて寝床を出ると、寝ぼけまなこの相手に引き留められる。

 ・ほしを見上げる。

 ・喧嘩は行動でなく言葉でやる。

 ・いないと思って話していたら実は本人が聞いている。

2. 書いてていきいきしてくる瞬間は?

 ・心情を叩きつけるような地の文。
一人称、三人称を問わず尊敬、執着、呪い、祝福を綴るときは筆が乗るような気がする。多分、自分が露出してしまっているから書くのが楽なんだと思う。泥野菜。

3. 三度の飯より書くのが好きなシーンは?

 ・テンポのいいギャグ。

 ・いきなり始まる行為。色気のある場面もない場面も好き。

 ・普段雄弁/騒がしい存在の静謐が、雰囲気や行動に滲むところ。

 ・脆くも生ぬるくもない存在が見せる綻び。対面すると弱くなってしまう相手への反応。ざっくり言うと、「いつもしっかりツンを出し、周囲からもそういう奴だと思われてる存在が、ひとりのときや親しい人間の前で露呈させてしまうデレ」。

4. 上手い人のどういうところを尊敬してる?

 ・5W1Hが読者にもわかりやすいところ。
  状況変化やその説明が、読んでいて違和感のない表現と分量になっていてかっこいい。

 ・説明的台詞なしで、進行が台詞主体なところ。
  こういう構成は随所に入る地の文も輝く。自分だと地の文を多くしてしまうので、少なくても物語を成立させられる作品は感動する。

 ・地の文、台詞にキラーワードが存在するところ。
  たとえばサンプルやあらすじを作る時に、(もちろんデザインも吟味する必要はあるが)文章をいくつか抜粋するだけで目を惹くポップができてしまう。筆者にとっての殺し文句と、読者のそれが異なっていてもあり。それは「複数の可能性を内包する作品」という証明になる。

5. 長生きして欲しいと思う字書きさんいる?

 同じジャンルの人と交流することが少ないため、関わる同好の士はみんな元気でいてほしい。相手の方にとって解釈違いでなければどんどん話もしたい。

6. 書いた文はどのくらい読まれたい?

 たくさん読まれたい。でも、読んで好きになってもらえることは奇跡なので一回一回が嬉しい。

7. 自分の文の上手いところ自覚してる?

 特にない。

8. 自分の文でもっと上達したい部分はある?

 ・地の文。
  書きたいことは書けているが、多分長くて自分以外は目が滑る。
 ・台詞。
  公式で開示されている情報(の自己解釈)を、物語へ落とし込むのにいつも苦労する。気を抜くと進行のためだけの台詞となりやすいので、読みやすさでなく寒さをプラスしてしまう。

9. 公開するときに自分で出来を評価してる?

 ・書き上げた時点が最高。時間経過と共に評価は下がる。あまりないが反応をいただいたり、感想を送ってくださったりすると慣れていなくて自己評価も一時的に浮かれる。

10. どうやって気分をポジティブにしてる?

 ・イメソンを聴く。
  この解釈が何番煎じでもいいから形にしなければ、という責任感が増す。
  過去に、もう何も思いつかず創作のことを考える時間が激減したとき、何も生めないのが悔しくてしかたなかった。それ以降もたびたび味わうこの気持ちを、手が詰まった時に思い出す。それだけだと落ち込むので、アイディアの源であるイメソンを聴いて書きたい気持ちを煽る。

 ・元作品の好きなシーンや音楽を再度味わい、熱を取り戻す。
  そもそもなぜ今こんなものを書いているのか、の原点に立ち返ることで創作意欲を刺激したり、以前とは別の視点で楽しんだりする。これでアイディアが浮かぶこともしばしば。

 ・書くのを中断し、気分をリセットさせる。
  アイディアは意外と創作に関係のない自分の日常生活にあったりする。寝るのも手。

11. 書いてるときの気分の波はある?

 熱意の上下が激しい。脇目も振らず書き耽ることもあれば、面倒で一文字も進まないときもある。また、書いている最中の文章(雰囲気、心情)に気分も影響される。

12. 今書いてるのとは別の物が書きたくなることある?

 よくある。
 浮かんだネタはストックして後で書く。
 途中で別の物を書き始めてしまうと、熱が途切れた途端に続きが書けなくなる。

13. 何を以て書き終わり(完成)を判断してる?

 なんとなく。
 終わりそうかも? と書いていて思ったらまとめる。

14. 書く手が頭の回転に追いつかなくなることある?

 たまにある。
 そういうときは手書きメモに頼る。自宅にいるなら独り言で思いついたことを言って脳に「こういうことを発言した」と記録させる。発声、音読は記憶に残るのでいい。

15. もういやだーってなっても気付けばまた書いている?

 書いている。なぜだ。できているわけじゃないのに、これしかできないと思っているのがさらに謎。
 自分の場合は「まったく書けない時期」があったので、そうなるくらいならと形の質を問わない(=ハードルを下げる)ことで形に残すことを最低目標にしている。最後まで書けたとかすげえじゃん、みたいなマインド。

 以上15問に回答。
 このタグは作品を読んでくださるファンがきちんといて、現在も作品を何かしら投稿している作者さんに適しているような気がする。でないとただの冗長な自分語りになる。これもそうなっていそうだが、反応をくださったフォロワーさんに感謝を込めてここに残す。ありがとうございました。